【AFP=時事】現代の欧州に位置する場所で生育し、花弁がなく種子を1つしかつけない古代の水生植物が、世界最古の顕花(けんか)植物(花をつける植物)であった可能性があるとの研究論文が17日、発表された。 イボだらけの新種ラン、カンボジアで発見 英植物学者チーム 米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に掲載された論文によると、研究チームが「モントセキア・ビダリ(Montsechia vidalii)」と呼ばれる植物の化石1000点以上の調査を行ったところ、これまで世界最古と考えられてきた中国の植物よりもさらに古い可能性があることが分かったという。 論文の主執筆者である古植物学者のデービッド・ディルヒャー(David Dilcher)氏は、「『最古の花』というのは厳密に言えば、『最古の人間』と同じように