全国的な家電の品薄が、青森県内にも波及している。家電量販店では、電子レンジや洗濯機など幅広い製品が店頭から姿を消した。世界的な半導体不足に加え、中国・上海市で行われた新型コロナウイルス感染拡大に伴うロックダウン(都市封鎖)が拍車をかけた格好で、消費者の間には戸惑いが広がる。 【写真】「リユース」に本格参入するヤマダ電機、買い取った電化製品を修理して販売へ 「客が来ても展示品を見てもらっているだけ。業界で30年以上働いているが、『2か月待ち』と伝えるなんて初めてだ」。県内でも複数店舗を展開するある大手家電量販店の担当者は、ため息交じりに漏らした。この店では、洗濯機や炊飯器、電子レンジのほか、これから商戦を迎えるエアコンなど幅広い家電製品が品薄で、一部は納期も見通せない状況が続くという。