8月3日、 世界中の自動車メーカーが、この2年間で1000万台を超える大幅な生産計画の見直しを強いれた。写真は2021年9月、ミュンヘン自動車ショーに展示されたポルシェ車(2022年 ロイター/Michaela Rehle) [3日 ロイター] - 世界中の自動車メーカーが、この2年間で1000万台を超える大幅な生産計画の見直しを強いられた。その原因である半導体不足が、足元で改善しつつある。ただ、自動車メーカーが今回の混乱を教訓に半導体業界との連携強化を図ったため、半導体製造に関する一定のコストやリスクが自動車メーカーに移り、両産業の関係に「地殻変動」が起きている。 ゼネラル・モーターズ(GM)、フォルクスワーゲン(VW)、フォード・モーターなどの自動車大手は、新設のチームが半導体メーカーと直接交渉している。また、日産自動車など他のメーカーは半導体について、より長期の購入契約や高い在庫水準