16日のマグニチュード7.3の大地震のあと、九州の広い範囲でほかの活断層にひずみが加わり、地震が起きやすくなっている可能性があることが、専門家の解析で分かりました。地震活動が活発になっている、熊本県の阿蘇地方や大分県、それに震源の南西側も含まれ、専門家は「今後も地震が起きやすい状況が続くとみられ、十分注意が必要だ」と指摘しています。 その結果、16日の大地震でずれ動いたと考えられる活断層帯の北東側と南西側、それに北西側や南東側で、放射状に地震によるひずみが加わっているとみられることが分かりました。新たにひずみが加わったところには、熊本県阿蘇地方や大分県、それに震源の南西側など、その後、地震活動が活発になっている領域が含まれていて、遠田教授は、大地震によってひずみが高まったことで地震活動が活発化したとしています。 このうち阿蘇地方や大分県ではマグニチュード5クラスの地震が起きたことで、その周