東名阪は、東海道新幹線が「のぞみ」を1時間に最大片道10本も運転している、世界最高の人口移動地帯だ。かつて、東京—大阪間には寝台急行列車「銀河」が走り、東京—名古屋・大垣間には通称「大垣夜行」、後の「ムーンライトながら」が走っていた。もちろん、当時から高速バスも走っていた。 いまや「銀河」は廃止となり、「ムーンライトながら」は青春18きっぷシーズンに走るだけとなっている。これは、夜行高速バスが飛躍的な進歩を遂げ、運行する各社間でサービス合戦の様相となった影響と考えられる。それも、安いだけが取り柄のようなサービスだけではなく、ビジネス需要も多かったかつての「銀河」利用層を狙ったかのような高級志向も充実してきた。 高級志向だが「3列シート」 東京−大阪間では、今年1月18日から両備バスと関東バスの共同運行で、わずか11席という日本初となる全席完全個室の夜行バス「ドリームスリーパー」が登場、大い
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