大気汚染が世界最悪レベルのインドで、製造から10年以上経過したディーゼル車の走行を全面的に禁止する命令が出され、日本車の販売に影響が出る可能性が指摘されています。 地元メディアなどによりますと、この命令によって、首都圏で登録されている車の10%近くがニューデリーを走行できなくなる見通しだということです。 JETRO=日本貿易振興機構ニューデリー事務所によりますと、インドでは、自動車市場の60%以上を日系企業の車が占めており、今回の命令によって、日本のディーゼル車の販売に影響が出る可能性があるということです。 インドは、著しい経済成長に伴って車の台数が増え続けていて、首都ニューデリーは、WHO=世界保健機関がおととし公表した調査で大気汚染物質PM2.5の年間の平均濃度が世界の都市のなかで最も高くなるなど大きな社会問題となっています。
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