子どもの自殺のピークは夏休み後半-。9月1日が自殺の多発日という内閣府のデータを基にして「夏休み明け自殺」への対策が各地で広がる中、自殺総合対策推進センター(東京)は「直近10年間の自殺者のピークは8月下旬にある」との調査結果を発表した。休み明けに特化せず、夏休み中からの対策強化を呼び掛けている。 同センターは、1972年度~2015年度の小中高校生の自殺のデータを分析。06~15年度の自殺者が最も集中した時期は8月下旬で、9月上旬にピークがあった1986~05年度から変化が見られたという。同センターは「夏休みの短縮化も影響している可能性がある」と分析しつつ「新学期の開始に限らず、より幅広い期間での対策が必要だ」としている。 「夏休み明け自殺」の認識が広がったのは、内閣府が自殺対策白書を発表した15年。72~13年の18歳以下の自殺者数について、多くの地域で9月1日前後が最多だったとし、「