子どもの視力は年々低下し、新型コロナウイルスの感染拡大でオンラインの授業などでスマートフォンやタブレット端末を見る機会も増え、さらに目に悪い影響が出ないか懸念されています。 NHKが京都市の小学校と専門家の協力を得て実態調査を行ったところ、視力検査では分からない「近視」と判定された児童が、視力の低下がみられた児童の2倍以上いたことが分かりました。 NHKは去年11月、眼科の専門医などの協力を得て、京都市の「京都教育大学附属京都小中学校」で近視の実態調査を行いました。 近視は一般的には視力検査の値が低下すると疑いがあるとされますが、多くの場合、眼球の長さが延び、明るさや色、形などを感じ取る網膜の手前でピントが合ってしまうことで起きます。 このため正確に調べるには特殊な装置を使って、目の表面の角膜から最も奥にある網膜までの眼球の奥行き「眼軸(がんじく)」の長さを測定する必要があります。 この学