木星で今世紀最大の「火球」 30メートルの天体衝突―京大など 2022年09月13日00時22分 京都大などの研究チームが撮影に成功した、木星に衝突した小天体が大気突入時に光を放つ「火球」=2021年10月15日(京都大・有松亘特定助教提供) 京都大などの研究チームは、木星に突入した小天体が光を放つ「火球」現象の動画撮影に成功した。木星への天体衝突は、1994年のシューメーカー・レビー第9彗星(すいせい)などの例があるが、今回の小天体は推定直径が最大30メートルで、今世紀最大という。成果は、13日から新潟大(新潟市西区)で開かれる日本天文学会秋季年会で発表される。 〔写真特集〕宇宙から見た地球 京都大白眉センターの有松亘特定助教らは昨年9月、市販の望遠鏡にビデオカメラを装着した観測装置「PONCOTS(ポンコツ)」で木星の継続観測を開始。約1カ月後の10月15日に、約5.5秒間の閃光(せん