亡くなった人の遺品を家族に代わって片づける「遺品整理士」という仕事をご存じでしょうか。核家族化や単身世帯の増加とともに需要が増え、現在、全国でおよそ1万7000人が業界団体の認定を受けて活動しています。 変わりゆく家族の姿と向き合いながら、ある遺品整理士が見つめた「現代の死」。そこから浮かび上がるのは…。(富山局 猪俣英俊記者) 「こういう写真を見ると寂しい」 切なそうに、そう漏らしたのは、遺品整理士の三國健司さん(43)です。 ことし2月、三國さんは、富山県内のアパートで1人で亡くなった50代の男性の遺品を整理していました。 生前、独身だった男性は県外に住む親族とも疎遠で、男性の親族が 「遺品はすべて処分してほしい」 と依頼していました。 最近、こうした依頼は増える傾向にあり、三國さんは家族のつながりが希薄になっていると感じていました。 三國さんは、富山市内で4年前から本格的に遺
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