フタを開けた瞬間、テンションが上がる弁当がある どの街にだって、うまい弁当屋がきっとある。うまい弁当の定義とはなんだろう。味がうまいのはもちろんそうだし、弁当ならではの良さを持っていることが大事なんだと個人的には思う。 弁当ならではの良さ。 それは、フタを開けた瞬間の「わー」というテンションの上がり方ではないか。のり弁だとわかっていても、フタを開けた瞬間に妙にテンションが上がってしまう。 バーベキューがアメリカンで開放的な性格だとしたら、弁当は大和撫子的な楚々(そそ)とした性格が魅力だ。なにが入っているかは、フタで隠れて見えない。だけど、必ずやおいしさが閉じ込められている。 だから私たちは弁当が好きなのだろう。 ▲こんな公園の一角に弁当屋さんがある 「鯖の助」は都営新宿線の篠崎駅から徒歩5分ほどの幹線道路沿いにある弁当屋さんだ。 テレビなどの露出が多いお店なので「ああ、知ってる」という人も