【ジャカルタ時事】インドネシア国家防災庁は22日、バリ島東部アグン山(3031メートル)に噴火の可能性があるとして、これまでに付近の住民約9400人が自主避難したことを明らかにした。 火山災害当局は同日、噴火への警戒レベルを最高位に引き上げた。 アグン山では、8月以降火山活動が活発化。火山性地震も頻発したため、当局は18日、警戒レベルを引き上げ、火口近くの住民に避難勧告を出した。22日には勧告範囲を火口から半径9キロ以内と北部、北東部、南東部、南南西部では同12キロ内に拡大し、住民や登山客に避難を呼び掛けた。 ただ、現時点では航空便は通常通り運航している。