時事ドットコム：魚にも論理的思考力＝従来の定説覆す−大阪市立大魚にも論理的思考力＝従来の定説覆す−大阪市立大 互いに攻撃するカワスズメ科の熱帯魚「ジュリドクロミス」（大阪市立大提供） これまで思考や推論を伴う「認知能力」がないとされてきた魚類について、大阪市立大理学研究科の幸田正典教授らのグループが、熱帯魚の一種は論理的な思考力を持つことを実験で明らかにし、スイスの生物学専門誌のオンライン版に３日、論文を掲載した。 【特集】巨大魚だらけの水族館 幸田教授らは、カワスズメ科の熱帯魚「ジュリドクロミス」を使い、「ＡがＢより強く、ＢがＣより強ければ、ＡはＣより強い」という論理的思考ができるか調べた。 ジュリドクロミスは個体識別能力があり、弱い個体は強い個体に対して「逃げる」「体を傾けて震わせる」などの劣位行動を示し、力関係の順位付けをしていることが知られている。 実験では、体長が同程度のオス同士を戦わせ、勝った方をＢ、負けた方をＣにグループ分け。次に
