絶滅のおそれがあるとして捕獲などを原則禁止する「国内希少野生動植物種」に指定されている猛きん類のオオタカについて、環境省は保全対策が進み、生息数が回復したとして指定を解除することになりました。 しかし、その後、各地で保全対策が進み、環境省によりますと生息数は平成20年の調査で2000羽以上と推定されたということです。 このため、環境省は、専門家などの意見を聞いて検討を進めた結果、生息数が回復したとして、オオタカの「国内希少野生動植物種」の指定を解除することになりました。指定の解除は来月21日の予定ですが、解除のあとも、捕獲などは鳥獣保護法で原則として禁止されます。 環境省は、オオタカの生息状況を引き続き調査するとともに、数が再び減少し絶滅のおそれが出てきた場合は再指定を検討することにしています。