18日午前10時半ごろ、北海道白老町竹浦の国道36号沿いの観光レストラン「かに御殿」で、高さ18メートルの支柱に設置された毛がにの看板の足4本(重さ約1トン)が根元から折れ駐車場に落下した。けが人は無かったが、従業員の乗用車3台が損傷した。 【写真特集】水没した車…各地の被害の模様 店を経営するマルヨシ水産の菊地博章社長によると、真ちゅう製の支柱上部に鉄骨の骨組みが入った強化プラスチック製の毛がにを取り付けていたが、強風で鉄骨が根元から折れた。約30年前に設置され、昨年9月に業者が点検した際は特に問題がなかったという。「風で揺れていたように見え、利用客の車に何かあったらいけないと看板近くに従業員の車を止めさせていた。愛着のある看板だが、すぐに撤去したい」と話した。 【福島英博】