平日の睡眠不足を週末に補う、いわゆる「寝だめ」の効果について、アメリカの研究チームが実験して調べたところ、睡眠不足を十分補えず、効果がないことが分かったとしていて、ふだんから1日7時間の睡眠をとるよう勧めています。 研究チームは、18歳から39歳までの肥満ではない男女36人を、9時間の睡眠時間をとるグループ、5時間しか寝ないグループ、それに平日は5時間寝て、週末の2日間好きなだけ寝てもよい「寝だめ」をするグループに分けて、9日間、観察しました。 その結果、「寝だめ」をするグループの人たちの睡眠時間は、週末に好きなだけ寝てもよいとは言うものの、1日あたり1時間程度しか増えませんでした。 その一方で平日には眠りに就く時間が遅れ、睡眠不足を十分、補えないことがわかりました。 また、「寝だめ」をする人たちは、日中起きている時間が多いことから、間食が増え、最大で体重が1.3キロ増加したほか、糖尿病の