太陽系には1つの恒星しかありませんが、宇宙を見回すと恒星を2つ、あるいは3つ持った惑星系はたくさんあります。そして今回発見されたのは、私達からすると一風変わった「 3つの太陽を持った巨大惑星 」です。 今回の観測はチリにある超大型望遠鏡VLTによって行われました。学術雑誌サイエンスへの報告によると、340光年先にあるこの「 HD 131399Ab 」と名付けられた惑星では 太陽が1日に3回昇って沈み、また1年の長さは500年以上 もあります。そしてHD 131399Abは水分とメタンからなる大気を持ち、 木星の4倍の質量を持つガス惑星 だと予測されいています。 またHD 131399Abは年齢が1600万年と非常に若い惑星で、その表面温度は580度もあるようです。 さらにその 公転軌道は非常に独創的 です。まず、HD 131399Abは1つの恒星の周りを「太陽から冥王星の2倍の距離」