今の40歳前後以上が青春真っ盛りだった1980~90年代前半ごろといえば、スポーツカー全盛期だった。中でも「ライトウェイトスポーツカー」と呼ばれ、200万~300万円前後の新車価格を付けた小型かつ軽量なモデルは「頑張れば手が届く」クルマとして、若者を中心に新・中古車市場を問わず人気を誇ったものだ。 現代に復刻した2台のライトウェイトスポーツカー その後、スポーツカー不遇の時代を経て、現代に復刻した2台のライトウェイトスポーツカーがある。トヨタ自動車がスバル(富士重工業)と共同開発した「86」(スバル名「BRZ」)とホンダ「CR-Z」だ。86はトヨタが1983~1987年に販売していた「カローラ/スプリンター」のスポーツモデル「レビン/トレノ」の車両型式番号「AE86」を車名の由来として2012年に登場。CR-Zはバブル前後に人気を博したコンパクトスポーツ「CR-X」を彷彿とさせる、世界初の
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