サントリービールはノンアルコールビール「オールフリー」専用の自動販売機を、オフィスやスーパー銭湯などに設置する。すでに一部地域で設置を始めており、2016年末までに計500台の設置を狙う。需要期の夏に向け、スーパーの店頭やキャンプ場などで無料配布も行い、商品の認知度を高める。ノンアルコールビールはアサヒビール、キリンビール、サッポロビールがそれぞれ攻勢をかけており、サントリーも対抗する。 ノンアルビールは消費者の健康志向や低アルコール志向を受け、市場が拡大している。サントリービールは市場をさらに拡大するには、“酒が飲めないドライバーの飲料”から脱して昼食やアウトドア、リラックス時などに飲用機会を増やすことが不可欠と見ている。オフィスやスーパー銭湯などへの自販機設置は、その戦略の一環だ。 オールフリー専用自販機のサイズは、幅370ミリ×奥行き370ミリ×高さ595ミリメートルとコンパクト