日本産科婦人科学会は12日、ミトコンドリアと呼ばれる細胞内の小器官を、女性の卵巣組織から取り出し本人の卵子に入れる新たな不妊治療を実施したいと、国内の不妊治療クリニック1施設から申請があったことを明らかにした。 申請したのは大阪市内のクリニック。ミトコンドリアは細胞内のエネルギー工場と呼ばれ、注入された卵子の「若返り」を図って受精率や妊娠率の改善を目指すのが目的だ。同学会は理事会を開き、臨床研究として行うことを認めた。 同学会によると、この治療は 腹腔 ( ふくくう ) 鏡手術により卵巣組織の一部を取り出し、ミトコンドリアを抽出。体外受精をする際に卵子に精子とともに入れると、卵子が活性化するとされる。海外では200例以上行われ、20例以上の出産が報告されているという。
歳をとると誰でも筋肉が衰えてくる。その筋力低下の予防にリンゴとトマトが有効であることが、米アイオワ大学の研究で明らかになった。 高齢者の体力向上や、転倒防止などにつながり、生活の質向上が期待できそうだ。 筋力低下原因のタンパク質に作用 研究によると、リンゴの皮と緑色のトマトに含まれる天然化合物に、高齢者の弱った筋肉を若返らせる作用があるのだという。 通常、人は加齢とともに筋力が低下してくるが、これはATF4というタンパク質によって引き起こされている。筋力を保つために重要な役割を持つ遺伝子のフォーメーションを、このATF4が変えてしまう。 しかし、リンゴの皮や青トマトに含まれるウルソール酸やトマチジンという物質は、このATF4の活性を抑制しする。つまり、筋力の低下や萎縮を防ぐ。 2カ月で筋肉量10%増! 研究チームは、こうした効果を高齢のマウスを使って実証。ウルソール酸やトマチジンを餌と一緒
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