足が餌に触れるとハエの動きが止まり、すぐに食事を始められる――この効率的な仕組みは神経ネットワークに支えられており、足にある味覚神経細胞が食物を探しだすのに必須であると明らかにした。 ハエがよく足をこすりあわせるのは、餌を見つける器官を常に清潔に保ち、よりおいしい餌を探すためだという。 同研究は、さまざまな生物の味覚センサーの機能を研究する上で、よいモデル系になると示唆している。成果は科学誌「Nature Communications」(電子版)に19日付(現地時間)で掲載された。 関連記事 組織の長期的存続には“働かないアリ”が必要――北大研究 「組織の長期的存続には一見無駄な“働かないアリ”が必要」――北海道大学がアリのコロニーを対象に、組織運営に関する研究結果を発表した。 “縄文のG”発見 4300年前の土器からゴキブリの卵 熊本大 縄文時代後期に当たる約4300年前の土器からゴキブ