29日(日)朝、北海道で【白虹(しろにじ)】と呼ばれる現象が出現しました。 これは、霧が発生している時に見られる【霧虹(きりにじ)】とも呼ばれ、大変めずらしい現象です。 通常の虹は太陽の光が雨に反射する際、雨粒がプリズムの役割を果たして太陽光が分光されるため、七色に見えます。 一方、白虹は太陽の光が霧に反射して見られます。霧の粒は、雨粒より細かいためプリズムのように分光されず、全ての波長(色)の光が同じように散乱されるため、白く輝きます。太陽の高さが低い朝や夕方に霧が出ていると、こうした白い虹が見られることがあります。 北海道では昨晩まで前線の通過に伴って雨が降っており、空気中の水分量が多く、霧が発生し、白虹が現れたと考えられます。 朝の白虹は晴天のサインです。昼間は次第に霧が解消し青空が広がります。