11日のニューヨーク株式市場は、トランプ次期大統領の記者会見での発言を取り引きの材料に活発な売り買いが行われ、ダウ平均株価は会見中に100ドルを超える大きな変動となりました。 しかし、会見の中でトランプ氏がメキシコに生産拠点を置く自動車メーカーと並んで製薬会社にも批判の矛先を向け、薬の価格を引き下げることを示唆する発言をしたことで製薬大手の株価が急落し、ダウはマイナスに転じました。 市場関係者は「大統領選挙に勝利してから初めての記者会見だったため投資家の関心は高く、発言内容に大きく反応した。ただ、期待されていた減税や貿易政策などの具体策が明らかにされなかったため、利益を確定する売り注文も出ている」と話しています。