大手食品メーカーの「ハウス食品グループ本社」は、鍋物などの具材で知られる「マロニー」を傘下に収め、海外での販売を強化していくことになりました。 「マロニー」は、ジャガイモのでんぷんを原料にした鍋物の具材やサラダ向けの「めん」を主力商品とする、年間の売り上げがおよそ28億円の食品メーカーで、独特なリズムのテレビコマーシャルでも知られています。 買収の金額については明らかにしていませんが、ハウス食品ではマロニーの「めん」は、カロリーが控えめで健康志向が高まってきた海外でも需要があると見ているということで、今後、両社が共同で新たな商品の開発にも取り組むとしています。 ハウス食品グループ本社は、「両社でブランドの価値をさらに向上させていきたい」と話しています。 一方、マロニーは「海外の販売網を活用できるメリットがあることなどから、ハウス食品グループの一員になることを決めた」と話しています。