ワシントンを訪れている麻生副総理兼財務大臣は、日本時間の8日、IMF=国際通貨基金のラガルド専務理事と会談し、4年前に日本がIMFに対して設けた600億ドル(日本円で6兆円余り)の融資枠について、今月で期限が切れることから、最大4年間、延長することで合意しました。 日本は、ヨーロッパで信用不安が広がった2012年に、IMFが財政難に陥った国への支援を機動的に行えるように、600億ドル(日本円で6兆円余り)の融資枠を設けました。会談では、この融資枠が今月末で期限を迎えることから、最大4年間、延長することで合意しました。 これについて、麻生副総理は記者会見で「世界経済をめぐる潜在的なリスクに対処するため、IMFの資金基盤を十分に確保することは極めて重要だ」と述べました。