東欧に4000人規模大隊=ロシア抑止で決定-NATO首脳会議 【ワルシャワ時事】北大西洋条約機構(NATO)は8日、ワルシャワで開催中の首脳会議で、ロシアに対する抑止力を強化するため、バルト3国とポーランドに来年以降、最大4000人規模の4大隊を展開する方針を正式決定した。またルーマニアにも同様の部隊を配置する方針で、ロシアからの軍事圧力にさらされている東欧の防衛を固める。 4大隊はそれぞれ米英両国とドイツ、カナダが主導する。オバマ米大統領は会議に先立ち、ポーランドのドゥダ大統領と会談し、ポーランドに1000人規模の部隊を派遣する考えを伝えた。 記者会見したストルテンベルグ事務総長は、大隊について「多国籍で構成する。加盟国が1カ国でも攻撃を受ければNATO全体への攻撃とみなす」と警告した。また、大隊の駐留は「必要がある限り続ける」とも強調。ロシアの脅威が続く限り、交代で「実質的な常駐」