ANAホールディングスは、三菱重工業子会社が開発する小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」の5度目となる納期遅れによる機材繰りへの悪影響を避けるため、 米ボーイングの「B737―800」型機4機のリースを受けることを決めた。2018年8月以降に順次導入する計画だ。 ANA傘下の航空事業会社、全日本空輸の平子裕志社長が6日のロイターとのインタビューで明らかにした。 平子社長はMRJの納期遅延に伴い「機材の不足が生じる」と述べ、B737―800型機の導入などにより「手当てをしていく」と語った。 4機のリースはシンガポールのBOCアビエーション、アイルランドのSMBCアビエーション・キャピタルの航空機リース2社から受ける予定。 三菱重は今年1月にMRJの納入開始を従来の18年半ばから20年半ばに延期すると発表した。 最新の安全基準に適合させるため、一部装備品の配置や電気配線の設