ロイター通信は22日、ソフトバンクグループ傘下の米携帯電話4位のスプリントと3位のTモバイルUSによる合併協議が近く基本合意に達する見通しとなったと報じた。合併後の新会社株式はTモバイルUSの親会社ドイツ通信大手ドイツテレコムが過半数を握り、ソフトバンクの保有比率は50%未満になるという。 スプリントとTモバイルUSは基本合意した後、10月末までに合併条件の詳細を詰めるとみられる。 ロイターによると合併が実現すれば、契約者数が1億3千万人程度となる。 ソフトバンクは2013年に約1兆8千億円でスプリントを買収。TモバイルUSも傘下に収め、合併させる構想だったが、米規制当局が業界の寡占化が進むことに難色を示したため、交渉を中断していた経緯がある。(共同)