イワシの8割からプラごみ 東京湾で、国内初 2016/4/9 08:36 | 4/9 08:43 updated 東京湾のイワシから検出されたマイクロビーズ(東京農工大の田中厚資氏提供) ごみとして海に浮遊する5ミリ以下の大きさの微細なプラスチックを、東京湾で捕れたカタクチイワシの8割近くの内臓から検出したとの調査結果を東京農工大の高田秀重教授らのチームが9日までにまとめた。 魚の体内から見つかったのは、国内で初めて。餌と間違えてのみ込んだ可能性があるという。人が食べても排出されるため直接的な影響はないが、量が増えると海の生態系などに悪影響を及ぼす懸念があり、高田教授は「海への流出を防ぐ対策が必要だ」と訴えている。 5ミリ以下の微細プラスチックはプラスチックごみが紫外線や波で砕かれてできたと考えられ、日本周辺の多くの海域で確認されている。