過去数年における世界の鉄道メーカーの変化は著しい。つい最近まで鉄道メーカーのトップに君臨していたのは「ビッグ3」と呼ばれる3社だった。21世紀に入り再編が進む中、鉄道メーカーはヨーロッパをベースにしたボンバルディア、アルストム、シーメンスの3社にほぼ集約され、一時はこの3社だけで全世界のシェア50%近くを占めるまでになった。 しかしながら「ビッグ3」が君臨する時代も長くは続かず、中国メーカーの台頭により、2012年にはトップの座を中国の2大メーカー、中国北車集団と中国南車集団(いずれも当時/現在は両社合併し中国中車となる)に明け渡した。ビッグ3はその後塵を拝し、シーメンスに至っては業界7位まで転落した。 見本市に一挙6車種を展示 そんな中、派手さこそないものの、堅実な製品で着実に知名度を上げてきたのが、スイス発祥の鉄道メーカー、シュタドラーだ。2012年の時点で、すでにシーメンスを抜いて業
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