タグ

ブックマーク / note.com/qzqrnl (66)

  • 女は、過去を二度脱ぎ捨てる|最所あさみ

    小学生の頃に夢中で見ていたドラマの主人公のセリフを、ことあるごとに思い出す。 「女が最高値で売れるのは27。 私の統計では27歳が売り時のピークなの。それを越えたら値崩れを起こすわ。」 あれから十数年が経ち、気づけば私の値崩れへのカウントダウンは間近に迫っている。 *** ちょうど1年前に「アラサーの私が"結婚"をしたくない理由」という記事を書いたけれども、今結婚したいかと聞かれたら「相手による」としか言えない。 私の価値観は一般的な結婚のイメージとは少しズレていると思うし、いろんな手続きを考えるとそんな時間があったら他のことに使いたいと思ってしまう。 でも最近既婚者の友人と話していて気づいたのは、私にはまだ「今」を捨てる覚悟がない、ということ。 現在の日社会において、結婚する場合は女性側が改姓をする。つまり、今のフルネームを捨てる覚悟が必要で、これは結婚への覚悟に対する象徴的な出来事だ

    女は、過去を二度脱ぎ捨てる|最所あさみ
  • その街の名は「TOKYO」。|最所あさみ

    お店に入った瞬間、「ああ、ここは "TOKYO"だ」と思った。 薄暗い照明、芸術品のような一皿、品よくグラスにおさまるアルコール、そして都会の夜を彩るきらびやかな人たちの集まり。 寝坊してすっぴんで走ったり、友達と酔っぱらってゲラゲラ笑いながら歩いたり、そうやって過ごすいつもの「東京」ではなくて、ここは「TOKYO」なんだと。 *** 夜になると街灯ひとつないような田舎から東京に出てきて、もうすぐ10年が経とうとしている。 いつか地元に帰りたいとは思うけれど、この街が私の心をつかんで離さないのは、きっとこの「TOKYO」なのだと思う。 昔はあんなに憧れた東京も、住んでしまえばもはや当たり前の日常で、地元の友人に憧れられるような生活をしているわけではなくて。 住めば都というけれど、正しく表現するなら「住めば地元」だろう、と思う。 普段の生活を振り返ってみると、地元の暮らしとそう大差があるよう

    その街の名は「TOKYO」。|最所あさみ
  • 「愛」は戦略に勝る|最所あさみ

    最近、「愛」について考える機会がたくさんありました。 そのうちのひとつは、先日最終日を迎えたDiagonal Run TokyoでのEVERY DENIMさんの試着イベント。 帰り道にふとこんなセンチメンタルなツイートをしてしまうくらい、3日ともすごく楽しかったし、改めてEVERY DENIMがたくさんの人に愛されていることをしみじみ感じたイベントでした。 会場にきてくださった方のEVERY DENIMへの愛はもちろんですが、それと同じくらい、EVERY DENIMの原動力であるデニムと人への愛を感じたのが、以下の山脇さんの連続ツイートです。 イベント中、ある参加者さんからの「こういう売り方を考えるのすごいですよね」という声に対して、山脇さんの「いやいや、僕たちはただデニムのよさを伝えたくて、そのとき自分たちにできる最大限のことをやってきただけです。」という答えを聞いた時、ああこの人たちの

    「愛」は戦略に勝る|最所あさみ
  • 三田キャンパスはすっぴんでいけない!?慶應生のファッション事情 #私たちの買い物白書|最所あさみ

    店舗閉鎖や撤退など暗いニュースが続く小売・ファッション業界ですが、今後当に服は買われなくなっていくのでしょうか? 同時に、「若者の○○離れ」など若者世代がものを買わなくなっていると言われていますが、実際その代わりにどんな消費行動をとっているのでしょうか? こうした議論をする際、いつも「若者」と一括りにされていますが、実は年齢や職業、居住地の違いによって、何に価値を感じ、お金を払うかはそれぞれ異なるはずです。 そこで、大学生やOL、ママといった立場の違いや、IT・非ITといった職業の違い、東京の東側と西側といった居住地の違いなど、それぞれの属性でどのように購買行動が異なるのかを、インタビューを通して探っていきたいと思います。 そんな思いから始めた「#私たちの買い物白書」第一弾は、慶應大学に通う女子3人のリアルトークをお届けします! 【目次】 1.日吉と三田はファッションへの意識が違う!?す

    三田キャンパスはすっぴんでいけない!?慶應生のファッション事情 #私たちの買い物白書|最所あさみ
  • 「売れる販売員」のルールが変わるとき|最所あさみ

    7/4(火)の夜、EVERY DENIMさんをお招きし、はじめてDiagonal Run Tokyoのバーカウンターを使って試着販売会を開催しました。 ちょうど夜から雨が降りはじめたこともあって、どうなることかと心配していたのですが、蓋をあけてみれば山脇さん・鳥井さん・私の3人で手一杯になるくらいの盛況ぶりで、私自身もみなさんとゆっくりお話できてとても楽しい時間を過ごすことができました。 この体験から考えたこと、このやり方の可能性については、鳥井さんが早々に記事にしてくださり、私も全文同意なのでぜひご一読をば。 【参考】 ▶︎スナックと試着販売のコラボは最高の相性なのかもしれない。/隠居系男子 私は少し角度を変えて、「売れる販売員」のルールについて感じたことを書いてみたいと思います。 落ちこぼれだったからこそ、「接客しなくても売れる」仕組みを考え続けた百貨店時代いつもプロフィールに「百貨店

    「売れる販売員」のルールが変わるとき|最所あさみ
  • 「夢」から、逃げない。|最所あさみ

    6月に個人事業主として独立してから、あっというまに1ヶ月が経ちました。 ありがたいことにお仕事のご相談や、Diagonal Run Tokyoへ遊びにきてくださる方も多く、とても充実した時間でした! しかし振り返ってみると、そんな風に充実した時間を過ごすことによる弊害もあることを学びました。 目の前のことが楽しすぎて、自分が来やりたいことを後回しにしてしまうことが多々あるからです。 人は、実は夢から逃げようとする生き物だ。以前「【ご報告】6月から、新しい挑戦をはじめます。」でも書いた通り、これまでやってきた「おでかけ帖」をベースにしたメディアを立ち上げたい、というのが独立の一番の目的でした。 しかし、6月にそのための準備をどれだけできたかというと、会社員時代と同じかそれより少ない時間しか割けていませんでした。 その理由を振り返ってみると、迷ったり不安になったとき、つい目の前の仕事に逃げて

    「夢」から、逃げない。|最所あさみ
  • 批判する覚悟と、人を幸せにする力|最所あさみ

    先日「おいしい映画館始まります。〜あなたの心を“鑑賞後のハッピー感”で満腹にします!〜」という自主上映イベントで、「シェフ 三ツ星フードトラック始めました」という映画を鑑賞してきました。 あらすじとしては、グルメブロガーに料理を酷評された上にレストランのオーナーと仲違いし、シェフをクビになった主人公が、フードトラックをはじめて再起するロードムービーです。 シェフとしてのプロ意識を感じたり、父子が旅を通して徐々に心を通わせていく様子にジーンときたり、道中のアメリカの広大な景色やマイアミの開放的なビーチに旅行欲を掻き立てられたり、2時間があっというまに感じられる非常にいい映画でした。 いろんな角度から語ることができる作品だと思うのですが、私が特に感じたのは「発信力」という凶器の恐ろしさです。 私たちの一言が、店を潰すこともある主人公がレストランを辞めるきっかけになったのは、あるグルメブロガーが

    批判する覚悟と、人を幸せにする力|最所あさみ
  • 私たちが、自分の才能に気づけない理由|最所あさみ

    しょっちゅうプロ野球の話をしているので「野球に詳しい子」という扱いをされることが多い私ですが、自分ではあまり詳しいと思ったことがありません。 もっと野球のこと書いた方がいいよ!とか、そのうち野球の仕事くるんじゃない!?と言われるものの、私より詳しい人をたくさん知っているので、謙遜ではなく気で「いやいや、私なんて…」と思ってしまうのです。 最近そんなやりとりを何度か繰り返していたことで、ふとこれが私たちの自信を奪っている構造なのかもしれない、と気づきました。 「好き」が集まるコミュニティの罠私自身、一般的な女子に比べたら圧倒的に野球に詳しいという自覚はあります。 しかし、普段自分が接している野球好きコミュニティの中では、むしろ一般層寄りの位置づけだと思っています。 つまり、なにか自分が好きな分野のコミュニティに浸ると、一気に基準値が引き上げられて「自分なんて…」という思考に陥ってしまうので

    私たちが、自分の才能に気づけない理由|最所あさみ
  • これからのものづくりに必要な「一緒に創る」ということ。|最所あさみ

    先日、佐々木俊尚さんが主宰する会員制コミュニティ「LIFE MAKERS」のコラボイベントへ行ってきました。 イベントのトークテーマは、「EVERY DENIM」と「灯台もと暮らし」が共同で主宰したオンラインサロン「僕らの理想のデニムってなんだろう?」から生まれたデニムと、これからのものづくりについて。 「共創」という言葉が注目され、生活者を巻き込みながらものづくりをする重要性を誰もが感じているものの、うまく完成までたどり着けない事例もちらほら見かけます。 そんな中で、彼ら自身とても楽しそうにサロンを運営し、ものづくりをしている姿勢を見て、その秘訣を探ろうと思ってお話を聞いてきました。 集合知で「モノ」は作れない生活者を巻き込みながら何かを作ろうとするとき、どの程度意見を取り入れるかというのが非常に難しい点だと思います。 みんなの意見を取り入れようとすると、最大公約数的な面白みのないものに

    これからのものづくりに必要な「一緒に創る」ということ。|最所あさみ
  • 飲食店とファッションブランドの関係性|最所あさみ

    ここ数年でファッションブランド発のカフェも増え、コラボカフェやコンセプトカフェがオープンするというニュースを聞いてもあまり驚かなくなりました。 カフェを併設するメリットのひとつは、滞在時間が伸び、購入につながりやすくなることです。 また、ブランドの世界観を体験できることでブランドへの理解が深まり、ファンになりやすいという効果もあります。 しかし最近では、カフェ併設型のショップが当たり前になってきたことで、そうしたメリットを深く理解せずに、とりあえずコーヒースタンドを併設しておこうという意識が透けて見えるお店も増えてきたように感じます。 メニューも最近はどこも似たり寄ったりで、どのブランドのカフェに来たのか意識せずに利用している人も多いのではないでしょうか。 来、ファッションブランドがカフェを含めた飲店を経営するのは、業であるファッションアイテムの購入につなげることが大きな目的のはずで

    飲食店とファッションブランドの関係性|最所あさみ
  • インターネットは、「好き」を伝えるためのツールだ|最所あさみ

    このように直接感想が伝わる体験は、とても「インターネット的」だなと改めて感じました。 書き手が自分の名前を検索するエゴサーチにはいまだに賛否両論がありますが、自分が世に出したものに対する反応が知りたいというのは自然なことだと思います。 逆に言えば、誰でも気軽に発信できるSNSという場では、作り手側に直接届く可能性を忘れてはいけません。 私たちが想像する以上に、作り手側はエゴサーチしているものだと思った方がよいと思います。 それは、文章だけではなくInstagramを通して、カフェやレストランの写真を投稿するときも同様です。 「おいしかった」という感想も、「思ったよりイマイチだった」という感想も、同じように作り手の目に入ってきます。 そしてそうしたコメントは、良かれ悪しかれ印象に残りやすいものでもあります。 どんな人でも、悪口を書かれたらその相手とは心を許した付き合いはできないでしょうし、逆

    インターネットは、「好き」を伝えるためのツールだ|最所あさみ
  • 女性は、努力するほどマイノリティになっていく|最所あさみ

    山口真由さんの「飛べないハードルはない!と思ってきたけれど」という記事。 私は山口さんに比べればハイスペックという言葉とはほど遠い存在だけれど、勉強や仕事が好きというだけで女子扱いされづらい空気をひしひしと感じて生きてきたので、共感する部分の多い記事でした。 女性である程度の学歴がある人というのは、同じ学歴の男性に比べて努力型の人の方が多いような気がします。 FacebookのCOOであるシェリル・サンドバーグの名スピーチ「何故女性のリーダーは少ないのか」でも語られていたのですが、女性の方が自己評価が低い人が多いため、それを補うために懸命に努力する人が多いからです。 だからこそ高学歴で一流企業に勤めている女性ほど、努力しない人に対して強く当たってしまう。 「私は努力でここまできたんだから、あなたにもできる」と努力を押し付けてしまいがちなのです。 そして、たゆまぬ努力で結果を出してきた勉強や

    女性は、努力するほどマイノリティになっていく|最所あさみ
  • "気づく"ために必要なこと|最所あさみ

    同じを読んだり同じ映画を見たりしても、相手の気づきの量や気になったポイントが違って驚いた、という経験は誰しもあると思います。 私にはない視点でものごとを見る人や「そんな細かいところまで見てたの!」と驚く人に出会うたびにその秘密を探ってきたのですが、最近その理由がなんとなくわかってきました。 それは、"気づき"とは量であれ質であれ、その人が事前にもっている "仮定"に依存するということ。 普段どれだけ仮定をもって暮らしているかが、その人の気づき力につながるのです。 逆に、どんなに知識をつめこんでいても仮定をもっていない人は、目の前で起きたことを単なる事象としてしか捉えられないため、どうしても気づきの量が減ってしまいます。 仮定をもつというのはある具体的な事象を知った上で自分なりに抽象化し、パターン化しようとする頭の動きです。 パターンの種が頭の中に散らばっているからこそ、ある事象に遭遇した

    "気づく"ために必要なこと|最所あさみ
  • アドバイスを聞くときに注意すべきこと|最所あさみ

    なんとなんとこのたび、人生初のインタビューを受けました! 【ぼくらの就活#3】最所麻美さんに聞く!「人が集まってくる場所を作りたかった」 【ぼくらの就活#4】最所麻美さんに聞く!「もう一回就活をしたいくらいです」 (有料記事ですが、途中までは無料で読めます) インタビューしていただいて改めて、自分のバックグラウンドやなぜこの道を選んだのか?を振り返ることができ、私自身学びの多いインタビューでした。 前編・後編通して就活生へのアドバイスを意識してお話させていただいたのですが、個人的に相談を受けたあと最後に必ず付け加えていることがあります。 それは相手のバックグラウンドをよく知ること。 人は自分の生き方を肯定したいものなので、意識的にせよ無意識的にせよ自分が辿ってきた道と同じ方向にアドバイスしがちです。 例えば私であれば、今就活中の子にアドバイスを求められたら、自分が辿ってきた道である「はじめ

    アドバイスを聞くときに注意すべきこと|最所あさみ
  • 「憧れの人」に会う前に|最所あさみ

    今年から使い始めた週末野心手帳。 巻頭のビジョンマップに「2017年に会いたい人」という項目があります。 改めて見返してみると、講演やイベントにいけばわりと簡単に会える人たちが多いことに気づきました。 イベントに行って、最後の質問タイムに名刺交換しつつ軽く話して。 「会う」だけならそういった場所に足を運べば達成できます。 実際、少し前までを読んだりSNSを通して「素敵!」と思う人にそうしたかたちでお会いすることもありました。 でも軽く挨拶したところで相手の印象には残らないし、そこから何かがはじまることって稀ですよね。 それで「会ったことがある」と言うのもなんだかおこがましい気がして、最近はイベントに行って登壇者の方へ挨拶するのは最小限にとどめています。 それよりもそこで学んだことを自分の中で咀嚼してSNSやブログでアウトプットして、且つ実践する方が結局相手に近づく近道だと思うから。

    「憧れの人」に会う前に|最所あさみ
  • ポップアップショップが増えるからこそのカウンターカルチャー。|最所あさみ

    前から行きたかったカフェに足を運んだら、ちょうどその日にかぎってイベントが開催されていて普段の雰囲気を楽しめなかった…。 そんな経験はありませんか? 私もちょうど2月に入ってからそんなシチュエーションに2回直面し、がっかりした経験があります。 自分がポップアップショップに関わる仕事をしている贔屓目もあるかもしれませんが、いわゆる貸切パーティーとは別にカフェで開催されるイベントやコラボカフェが年々増えているように感じます。 またひとつのスペースをシェアして、曜日ごとに異なるお店を営業していたり、固定のお店をもたずレンタルスペースを転々としながらお店を開く人も少しずつ増えてきています。 こうした流れは街のにぎわい創出にもつながり、既存のカフェやショップに新規のお客様を呼び込むことができ、出店する側も低リスクで出店できるまさにWin-Winな取り組みです。 だからこそ私自身ポップアップショップの

    ポップアップショップが増えるからこそのカウンターカルチャー。|最所あさみ
  • 真摯なコミュニケーションは、煽動に打ち勝つか|最所あさみ

    昨日書いた「かわいがる」よりも尊敬を。という記事は、もともと「人が老害化する仕組み」というタイトルでもっと煽るかたちで書く予定のものでした。 図もそのために作ったもので、どちらかというと「若い女性」として下に見られる経験の方が多かった自分から見て、これはおかしいでしょう!と問題提起するような内容にしたいと考えていたのです。 しかし書こうとしてもなかなか筆が進まず、そうこうしているうちに年下の優秀な人たちと接する中で「私も彼らに自分が受けたのと同じようなことをしようとしている」と気づき、自戒をこめて書き始めた途端するすると書きあげることができました。 そのとき思ったのは、「私はつくづく人を煽ることに向いていない」ということ。 自分の文章を振り返ると「〜かもしれません」「〜のような気がします」という表現が多くて主張が弱いし、人が議論したくなるようなつっこみどころを意図して作り上げられていないの

    真摯なコミュニケーションは、煽動に打ち勝つか|最所あさみ
  • 「かわいがる」よりも尊敬を。|最所あさみ

    ついこないだまでどこに行っても一番下っ端で、誰からも "かわいがられる"立場だったのに、あっというまに社会人歴もそこそこ長くなって "慕われる"場面も増えてきました。 数年前まではすごい人といえば年上だったし、面白いな、いつか会ってみたいなと思う人は意識せずとも全員当たり前のように年上で、上ばかりを見て過ごしてきたように思います。 しかしここ最近でそうした面白い人の多くが年下になってきていることに気づきました。 自分より年上だろうと思っていたら、随分と年下で驚くこともしばしば。 この年でこんなにしっかりしているなんて、日の未来は明るいなあとポジティブな思考になってしまうほどです。 そして年下の優秀な人たちと接することが増えて改めて思うのは、年齢に関わらず相手に敬意を払うことの大切さ。 私自身がこれまで周りの大人に育てていただいた中で、ただっかわいがりする人よりも敬意をもって接してくれた

    「かわいがる」よりも尊敬を。|最所あさみ
  • どこで生きるかは、どう生きるかだ|最所あさみ

    おいしいお店や楽しい場所の話をすることが多いからか東京生活を謳歌していると思われがちな私ですが、実はゆくゆく実家に帰りたいなあ、とふんわり考えている移住女子予備軍です。 18歳で地元をでたときは「もう二度とここに住むことはないだろう」と思っていたけれど、人の考えなんてどこでどう転ぶかわからないものです。 ふと福岡で暮らしたい、と思ったのは何回めの帰省のときだっただろう。 *** ここ数年なんとなく「移住」「Uターン」という言葉が目につくようになってきて、30歳までに帰るとしたらもうあんまり時間がないなとか高校を卒業して東京にでてきちゃったから福岡にコネクションないなとか「帰りたい」と「帰ろう」の間をふらふらしてきました。 そんなとき伊佐さんからいただいた「移住女子」という一冊の移住へのイメージがガラリと変わる内容でした。 私はかなりの田舎で生まれたのでそのリアルを知っているし、地方で

    どこで生きるかは、どう生きるかだ|最所あさみ
  • 本当に大切なことを教えてくれる人の見分け方|最所あさみ

    仕事を早く終わらせるためのTIPS、彼を振り向かせるためのテクニック、おいしいものをつくるコツ。 世の中はたくさんの "HOW"で溢れています。 その中には無責任に書かれた信ぴょう性のない情報はもちろん、搾取するためにかけられた罠もたくさん混じっていて、そうした情報の波をかきわけて有益な情報を選びとっていかなければなりません。 情報量が爆発的に増える世界で、どうすれば当に大切な情報だけをより分けることができるのでしょうか。 私がアドバイスを受けるときに大切にしているのは、 「すぐに結果はでないけど」と一言添えてくれる人の言葉を信じること。 人が何かに悩んだり人にアドバイスを求めるとき、すぐに効果がでるわかりやすいものを求めてしまいがちです。 しかしすぐに効果がでるものは、簡単に手に入った分だけあっというまにその効果が切れてしまう。 簡単にすぐに結果につながるものは周りもこぞって真似するの

    本当に大切なことを教えてくれる人の見分け方|最所あさみ