19日から始まる新型インフルエンザワクチンの医療従事者への接種について、医療機関から都道府県に対し、割り当てられた配分量(見込み)を大幅に上回る接種希望が寄せられていることが16日、分かった。希望量が配分の3倍近くに上る自治体もあるという。対象となる医療従事者の解釈を、新型インフルエンザ患者を直接診療する医師や看護師だけでなく、眼科やレントゲン技師、窓口の事務職員らにまで幅広くとらえたことなどが理由とみられる。 「1人2回接種として、配分量の約3倍の希望が寄せられた」と話すのは、愛知県の担当者だ。 医療従事者向けの配分量は、国が各都道府県の医療従事者数などを勘案して決定。これに対し、各都道府県や医師会が医療機関に対し希望数量を調査した。 その結果、「集計中だが1・5倍以上の見込み」(大阪府)「約4万6千人分の割り当てに、約6万5千人の希望がある」(埼玉県)など、全国的に配分量を超過したとい