サンフランシスコ発--テレビは、画面が平らだからといってコンテンツまで平らだとは限らない。 IBMのディスプレイ研究所は、当地でiSuppliの主催によって開催中の第22回Flat Information Displaysカンファレンスにおいて、既に発売されている大画面テレビや家庭用シネマプロジェクタを使って、高解像度の3D映像を低コストで取り出す手法をデモした。 IBMの予想では、この技術は標準的なDLP(Digital Light Processing)テレビに20ドル未満で実装できるという。 同社が使用したのは、50インチフラット画面のTexas Instruments(TI)製DLPリアプロジェクションデジタルテレビ。IBMは、独自のハードウェアとソフトウェアをこのテレビに搭載し、3Dコンテンツを取り出して2つの映像に分解し、立体映像に変換した。鑑賞には、超巨大スクリーンで映像を観