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ブックマーク / blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa (9)

  • 経済を真剣に勉強したい人のための良書リスト : 金融日記

    この1,2年ぐらいの間に僕が読んで、とても良かった経済のをリストアップしておきます。 経済学の教科書 『クルーグマン ミクロ経済学』 ポール・クルーグマン 、 ロビン・ウェルス (東洋経済新報社) 『クルーグマン マクロ経済学』 ポール・クルーグマン 、 ロビン・ウェルス (東洋経済新報社) さすがにクルーグマンは文章がうまく、ついつい読みふけってしまいます。懇切丁寧な経済学の教科書です。 Economics, Paul R. Krugman, Robin Wells (W.H.Freeman) 原著を読みたい人はこちら。 Macroeconomics, N. Gregory Mankiw (Worth Publishers) こちらは日語訳がまだ出ていないようですが、マクロ経済学の非常にいい標準的な教科書です。極めて簡潔に大事なポイントがまとめられています。さすがマンキュー先生です。

    経済を真剣に勉強したい人のための良書リスト : 金融日記
  • 中学生でもわかる原子爆弾と原子力発電所の作り方 : 金融日記

    原子爆弾や原子力発電所の仕組みって、実は中学生ぐらいの知識で理解できる。僕は原子力というのは、人類が生み出した最もすばらしいイノベーションのひとつだと思ってる。そこで、今日は簡単に原子爆弾や原子力発電所の原理を勉強しよう。 まず世の中のものは全て原子からできている。「すいへーりーべぼくのふね」とか周期表を勉強したね。あれだよ。また原子というのは真ん中の陽子とその周りを回る電子でできている。陽子は+の電荷を持っていて、電子は−の電荷を持っていて、電子的に中性でないと安定しないから、陽子の数と電子の数は常に一致する。原子の性質のほとんどは陽子の周りにどういうふうに電子がただよっているかで決まるので、陽子の数を「原子番号」にしてそれぞれの原子に名前がついてる。陽子が1個だと水素、2個だとヘリウム、・・・6個だと炭素、・・・14個だとCPUとかメモリーを作るシリコン、といった具合。ググるときれいな

    中学生でもわかる原子爆弾と原子力発電所の作り方 : 金融日記
  • 起業や独立や副業を考えている人が絶対に読むべき本5冊 : 金融日記

    僕みたいにサラリーマンをやりつつ、片手間に個人メディアみたいなことをやっている人に、えらそうに起業だの独立だのいわれたくないかもしれませんが、大量のを読んだ結果、起業や独立や副業を考えている人は次の5冊のを絶対に読むべきだという結論に達しましたので、改めて紹介したいと思います。 1. 20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義、ティナ・シーリグ(著)、高遠裕子(翻訳) (What I Wish I Knew When I Was 20: A Crash Course on Making Your Place in the World, Tina Seelig) 題名のとおりスタンフォード大学で大人気の起業家養成コースのです。 ある意味で自己啓発ですが、とても面白いです。 日人はどういうわけか、お金というものが何か悪いものだと無意識に思っている人が多いですが、

    起業や独立や副業を考えている人が絶対に読むべき本5冊 : 金融日記
  • なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか? : 金融日記

    一般に資主義というのは金持ち優遇で貧富の格差がはげしい社会システムだと考えられています。 一方で、社会主義とは社会全体の活力を失うものの、格差という点では平等な社会システムだと考えられています。 なので、鳩山由紀夫前首相のような超金持ちが社会主義者だったりすると、ひとつのパラドックスのように感じられます。 また、昔は資主義経済の申し子のようだった勝間和代女史も、自己啓発の指導者として大成功すると、とたんに社会主義的になってきて、高額所得者の所得税は昔の70%ぐらいにしないと格差が広がってしまうなどとおかしなことをいいはじめました。 自身が高額所得者の勝間女史がこのようなことをいいだすのは、やはり何か矛盾しているように思えます。 別の例をあげると、かつては自由市場経済による競争政策を徹底しようとしていた中谷巌氏なども、一橋大学の名誉教授になったり、大手シンクタンクの理事長に就任すると、い

    なぜ大金持ちや大成功した人達が時に社会主義者になるのか? : 金融日記
  • ドラッカーを学ぶための3冊 : 金融日記

    ピーター・ドラッカーはいうまでもなく20世紀を代表する大経営学者であり、社会学者です。 1909年に生まれたドラッカーはつい最近、つまり100歳近くまで大学で教鞭を執っていました。 さすがに100歳近くまで経営学の最先端で仕事をしていたので、ドラッカーの最近のを読むと、ロンドンでケインズの講義を受けたことや、新聞記者をしていた時にヒトラーのインタビューをたびたびしたことや、若い時に投資銀行で働いていた時の大恐慌の経験のことが自分の思い出話として普通にでてきて、それで、日の失われた10年の話や、21世紀の知識社会などの「今」を論じているので、その歴史観にはただただ圧倒されます。 経済学というのは科学のような装いですが、実際は人の行動という極めてよくわからないものの集合である社会を扱うので、物理学のような自然科学が有する厳密性や正確性とは程遠いものですが、それでも経営学と比べればはるかに頑

    ドラッカーを学ぶための3冊 : 金融日記
    hirokist
    hirokist 2010/06/17
  • ファイナンスを勉強するためのいい本5冊 : 金融日記

    今日はファイナンスを勉強するためのいいを各分野からピックアップしたいと思います。 ファイナンスは直訳すると金融ですけど、英語でFinanceというと資産運用や保険や金融工学などまで含むかなり広い意味で使われています。 狭い意味でいうと文字通り「金融」で、お金を融通する、つまりお金を貸すことです。 経済というのは、お金があまっている人や企業が、お金をより有効に使えるけどお金が手元にない企業や国などに貸し出すことにより、より効率的になり、より豊かになっていきます。 日政治や経済を考える上でファイナンスを勉強する意味は大いにあるのですが、個人レベルではむしろ買った株や不動産が上がるのかどうかとか、どんな保険に入ればいいのかといった問題になります。 こちらも立派なファイナンスです。 さて、今日はそんなファイナンスを勉強するためのとっておきのを5冊紹介しましょう。 ところでファイナンスの

    ファイナンスを勉強するためのいい本5冊 : 金融日記
  • 「改革」はどこへ行った?―民主党政権にチャンスはあるか― 竹中平蔵 : 金融日記

    「改革」はどこへ行った?―民主党政権にチャンスはあるか―、竹中平蔵 竹中さんと菅さんの議論がネットで話題になっていますね。 竹中氏「供給側に基礎」・菅氏「需要側が重要」 成長戦略策定会議、日経ネット、2009年12月16日 【菅vs竹中論争】(1)竹中氏「郵政の再国有化は残念」産経ニュース、2009年12月16日 【菅vs竹中論争】(2)菅氏「小泉・竹中路線は失敗」産経ニュース、2009年12月16日 【菅vs竹中論争】(3)竹中氏「改革で格差拡大は止まる」産経ニュース、2009年12月16日 【菅vs竹中論争】(4)菅氏「過去の失敗を検証する」(おわり)、2009年12月16日 竹中さんは最近を出していて、経済が専門ではない人にもわかるように、民主党政権の危うさを書いています。 そして、それでもどうやれば日はもっとよくなるのかを真摯にうったえています。 また、竹中さんはの中で、最近

    「改革」はどこへ行った?―民主党政権にチャンスはあるか― 竹中平蔵 : 金融日記
  • 金融日記:独立とか起業とか考えるのに面白かった本5冊

    今日は、脱サラして自分でビジネスを持ちたいと考えている人が読むととてもためになって面白いを5冊紹介します。 1.やりがいある仕事を市場原理のなかで実現する! 渡邉正裕 MyNewsJapanを創業した渡邉正裕さんのです。 渡邊さんは日経新聞の記者のあとIBMのビジネスコンサルタントを経て、完全に独立したニュースサイトを起ち上げました。 やはり日経の記者とコンサルタントをやっていただけあって、勝算がどれぐらいあってどういう動機で起業したかが具体的にとても分かりやすく書いてあって面白いです。 出版された時点での売り上げやアクセス数なども全部生々しく公表してあります。 ちなみに著者は日経の記者時代に自身のホームページを持っていたらしく、そこで記者クラブの利権や、取材先から賄賂づけにされている実態などを書いていて、会社とケンカして裁判にまでなっています。 いやー、いいですね。ファイターです。

    金融日記:独立とか起業とか考えるのに面白かった本5冊
  • この数ヶ月間で面白かったちょっと専門的な金融・経済関連の本5冊 : 金融日記

    この数ヶ月間に読んだの中でかなりためになったを紹介したいと思います。 金融・経済のやや専門的な一般書です。 1.なぜ世界は不況に陥ったのか 集中講義・金融危機と経済学、池尾和人、池田信夫 2007年のサブプライムバブルの崩壊からはじまった一連の世界同時金融危機の包括的な事実関係の整理と分析のです。 それぞれのクライシスの経済学的な解釈が詳細に述べられています。 また日の失われた20年に対する分析や素朴なケインズ政策に対する批判も分かりやすいです。 →以前の書評 2.なぜグローバリゼーションで豊かになれないのか―企業と家計に、いま必要な金融力、北野一 どうも証券会社のエコノミストやストラトジストが書くというのはあまりいい印象がなかったのですが、このはなかなか面白いです。 グローバルな投資家による(広義の)裁定取引によって、相対的に経済成長率の低い日が苦境におちいっている様子がよ

    この数ヶ月間で面白かったちょっと専門的な金融・経済関連の本5冊 : 金融日記
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