■特許で守られている薬の製造にインドで画期的な決定が出た■ *本記事はブログ「チェンマイUpdate」の2012年4月27日付記事を、許可を得て転載したものです。 7Nshimla-streetscene7 / Liz Highleyman ■開発途上国の薬局インド 薬の開発には多額の開発資金がかかる。ゆえに特許が認められ、一定期間の独占的製造販売権によって開発費を回収できるように高額で販売される。 医薬品に関する4つの基本的特許権のうち、物質特許と用途特許が切れたところで、ジェネリック医薬品が出てくることになる。それまでの20数年間はたとえ貧しい途上国であっても高額の値段で買うしかない。エイズ、マラリヤなど開発途上国で多く発生する病気の治療薬については、欧米の製薬会社が世論の圧力に折れ、例外的に廉価で提供しているケースはあるが、あくまで例外である。 “開発途上国の薬局”と呼ばれ、世界のジ