名古屋城の天守閣を木造で復元する構想について、22日市議会で審議が行われ、議員からは、熊本地震で熊本城の石垣が崩れる被害が出たのを踏まえ、名古屋城も石垣の耐震性の確保を優先すべきだといった指摘が相次ぎました。 名古屋城天守閣を木造で復元する構想をめぐって、名古屋市は、東京オリンピックが開催される2020年までの実現に向けて、大手ゼネコンが提案した計画案を採用する方針を決めていて、22日開かれた市議会の委員会で審議が行われました。 この中で、議員からは今回の熊本地震で熊本城の石垣が崩れるなどの被害が出たことを踏まえ、「名古屋城についても、天守閣の復元より、石垣の耐震性の調査や補強を優先すべきだ」などといった指摘が相次ぎました。 これに対し、名古屋市の担当者は、「名古屋城の石垣は、これまでも変形した部分がないかなどを継続して調査しているが、熊本城の被害を受けて、より精密な調査を検討したい。同時