初めて吉村家の行列に並んだときは衝撃を受けました。 食券を購入し、長椅子に腰掛けて入店の順番待ちをしていると、中から鉢巻に長靴姿の店員さんがやってきました。 「食券をみせてくださいー」 と言うので掲げると、15人はいようかというお客のオーダーを、すべて記憶してしまうのでした。 これはお客の流れを円滑に処理するためのものであり、いざ入店して席につくと、オーダーを聞いた店員さんは、厨房内の店員さんに、逐一細かい注文を伝えていきます。 そして待ち焦がれていた一杯が目の前に運び込まれると、そのボリュームに圧倒されます。 分厚い油の層の下では、白濁した豚骨スープが対流し、渦を巻いています。 麺を持ち上げると、油膜が破られ湯気がもうもうと立ち上り香気が顔を覆い・・・あーもう食べたくなってくるのでこの辺で切り上げますね。 麺 吉村家といえば、中太でモチムチの麺です。 今回強力粉500グラム、薄力粉500