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ブックマーク / techvisor.jp (36)

  • 手数料を支払わないで商標登録出願をするとどうなるのか | 栗原潔のIT弁理士日記

    特許でも商標でも特許庁に出願を行なうと所定の手数料がかかります。弁理士の料金とは別の法律で定まった手数料(通称、印紙代)なので、自分で出願した場合でも支払う必要があります。商標の場合は、最低料金(1区分)で12,000円になります。 この所定の手数料を支払わないで商標登録出願をする(典型的には特許印紙を貼らないで願書を提出する)とどうなるのでしょうか? この場合でも即時に却下されることはなく、出願としてはいったん受理されます。その後しばらくしてから、方式に違反しているということで、所定の料金を支払えという補正指令が出ます。応答期間(たぶん30日だったと思います)内に、この補正指令に対応して所定の手数料を支払えば問題なく出願が受理されて、実体審査に入ります。応答期間内に支払わないと、その段階で初めて出願が却下になります。 つまり、手数料をまったく支払わずに商標登録出願をしても、実際に却下にな

    手数料を支払わないで商標登録出願をするとどうなるのか | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2016/05/17
    “商標は特許と違って新規性という概念がないので、出願公開されただけでは後願を排除することはできません。”
  • Airbnbだって特許出願しています | 栗原潔のIT弁理士日記

    ウーバーやAirbnbなどのシェアリングエコノミー系(C2C系)の新興企業は特許とは縁がないと思われるかもしれません。特許は発明という技術的アイデアを保護するためのものであり、人為的な取り決めは対象外であるからです。 しかし、現実に、シェアリングエコノミー系の企業を運営するためにはインターネット関連の技術を使用せざるを得ません。そこで技術的に独自の創意工夫があるならば特許化できる可能性があります(もちろん、単にウェブで情報交換しているだけという当たり前の使用法であれば進歩性の欠如により特許化はできません)。 たとえば、ウーバー子会社のUber Technologies, Incは積極的に米国で特許出願をしており、そのいくつかは既に権利化されています。主に、カーナビゲーション関連の技術です。個人ドライバーと利用者をウェブで直接仲介するというビジネスモデルそのものの模倣を防ぐことはできませんが

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    hiroomi 2015/12/31
  • 間違って古いバージョンのファイルを使ってしまわないための工夫 | 栗原潔のIT弁理士日記

    弁理士業務にかかわらずプロフェッショナルの実務では、組織をまたがって特定のファイルを複数の人で更新する作業は頻繁に発生します。文書管理システムでバージョン管理できれば理想ですが、そこまではやらずに、ファイル名にバージョン番号を付けたり、タイムスタンプを付けて、添付ファイルとしてメールでやり取りするのが一般的でしょう。 この場合に、最も気を付けたいのは、古いバージョンのファイルで出願してしまったり、入稿してしまったりするトラブルです(かと言って、古いバージョンのファイルを消すようにすると、やり取りの履歴が残せないですし、前バージョンに戻れないという問題が生じます)。このトラブルは簡単な工夫で防げます。 弊所の場合、ファイル名の先頭にYYMMDD形式日付を付けることで簡単なバージョン管理しています(一日に複数バージョンがある場合は枝番付けています)(余談ですが、こうしてくと、「2015年6月頃

    間違って古いバージョンのファイルを使ってしまわないための工夫 | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2015/11/22
  • 【実務者向け】審査請求料が全額戻るというケースはありません | 栗原潔のIT弁理士日記

    ITコンサルタント/弁理士/翻訳家/金沢工業大学客員教授の栗原潔によるブログです。知的財産権、先進IT、翻訳、企業経営に関する分析情報とちょっとした雑談を書いていく予定です。 リンク、コメント、ピングバックはご自由にどうぞ。不適切と判断されたコメント/ピングバックは予告なく削除することがあります。 お問い合わせは、コンタクトフォームまたはkurikiyo [at] techvisor.jpまで(SPAMと区別しやすいよう件名の先頭にTVJP:と付けていただくようお願いします)。 栗原潔による訳書・著書をご紹介します。 エスケープベロシティ 『キャズム』のジェフリームーア最新作。企業が過去のしがらみという重力圏を離れて新しい未来に進むための戦略を提言します。 戦略的データマネジメント データ品質が低ければ如何に高度な分析テクノロジーを駆使しても意味がある結果を得ることはできません。書は、デ

    【実務者向け】審査請求料が全額戻るというケースはありません | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2015/08/20
  • I/O DATAのNASのリカバリとDRMについて | 栗原潔のIT弁理士日記

    #今回はちょっと毛色の違うネタです。 家でDLNAサーバと通常のファイルサーバ兼用で使っているNAS(I/O DATA LANDISK HDL2-A)が突然読めなくなりました。パネルを見るとHDDのひとつがエラーになってます。RAID1で運用しているので来なら片肺で動作するはずなのですが全くアクセスできません。 しょうがないので電源落とそうとしたらいつまでたってもシャットダウンが完了しません。1日置いといても終了しませんでした。最後の手段として電源ケーブルを抜き、問題のあるHDDを抜いて片肺で立ち上げようとしましたが、立ち上がりません。HDL2-AはブートシステムまでHDD上にあるので、RAID崩壊すると立ち上げすらできなくなります。DLNAテレビ録画に加えて旅行の動画等の貴重なコンテンツが入っているのでちょっとあせりました。 ネットの情報から、HDL2-AのHDDはGPT形式パーティ

    I/O DATAのNASのリカバリとDRMについて | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2015/05/08
  • コルビジェのジェネリック家具は著作権的にどうなのか? | 栗原潔のIT弁理士日記

    「そもそもXは著作物なのか」というのは著作権がらみの裁判でよく論点になります。特に、実用目的の大量生産品が著作物になるのかが問題です。大原則は、著作権は芸術作品を保護する法律であり、大量生産品は意匠権で保護すべきということなのですが、裁判所の判断には常にそうなるわけではありません。 TRIPP TRAPPという椅子(下画像参照)の類似品に関する最近の知財高裁判決で、当該製品の著作物性を肯定する判断がなされ、知財関係者に衝撃を与えました(なお、判決では製品が類似していないことを理由に侵害は否定されました)。 出典: Stokke社ウェブサイト 詳細はブログ「企業法務戦士の雑感」の「応用美術の「常識」を覆した新判断〜「TRIPP TRAPP」幼児用椅子著作権侵害事件・控訴審判決」等をご参照ください。 もちろん、これによって今後あらゆる工業製品が著作物と判断されるということではありません。著作物

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    hiroomi 2015/04/22
  • パテントトロールが富士通・パナソニック・アップル等を提訴 | 栗原潔のIT弁理士日記

    日経に「米特許管理会社、富士通パナソニックなど提訴」なんて記事が載ってます。「米テキサス州の特許管理会社がこのほど、オフィス機器のモニタリング技術の特許を侵害しているとして、複数の日企業に損害賠償などを求める訴訟を米テキサス州東部地区連邦地裁マーシャル支部に起こした。」だそうですが、特許番号はまだしも、肝心の特許管理会社の名前が書いてありません。報道としての5W1Hはどうなってんのという感じです。 ということで、ここで追加情報を書いてしまいます。 日と違い、米国ではPACER(Public Access to Court Electronic Records)というシステムで裁判情報が進行中のものも含めてネットで検索可能になっています。PACERは有料(かつ郵送申込による事前登録が必要)なんですが、誰がどこで誰を訴えたかの情報だけであれば無料で簡単に検索できるサイトがいくつかあります

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    hiroomi 2015/02/11
  • 米IBMがプライスライン社に特許侵害訴訟を提起 | 栗原潔のIT弁理士日記

    IBM Sues Priceline for Patent Infringementという記事(英文)がWall Street Journalに載ってます。Pricelineとはずいぶん懐かしい名前のように思えます(大昔に逆オークション特許が話題になったことがありましたね)が、ホテル予約サイトのBooking.comやレストラン予約サイトのOpentable.comを運営している現役バリバリの会社です。 上記のWSJの記事にもIBM自身のプレスリリースにも特許番号が載ってません。特許訴訟は当事者だけではなく、広く業界全体に影響が及ぶ(たとえば、レストラン予約サイトを運営している会社であれば、どの特許が争点になっているかは是非知りたいでしょう)ので特許番号は公開してほしいものです。しかしながら、日ですと裁判所に出向いて調べるくらいしか手がないのですが、アメリカではPACER(Public

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    hiroomi 2015/02/11
    “少なくとも最初の2つは1993年の出願でかなり古いです(ゆえに範囲が広い可能性があります)。IBMがオンラインサービスのPRODIGY(古い!)から譲渡された特許であると訴状に書いてあります。”
  • EMS(国際スピード郵便)のあて名ラベルの簡単な作り方 | 栗原潔のIT弁理士日記

    ITコンサルタント/弁理士/翻訳家/金沢工業大学客員教授の栗原潔によるブログです。知的財産権、先進IT、翻訳、企業経営に関する分析情報とちょっとした雑談を書いていく予定です。 リンク、コメント、ピングバックはご自由にどうぞ。不適切と判断されたコメント/ピングバックは予告なく削除することがあります。 お問い合わせは、コンタクトフォームまたはkurikiyo [at] techvisor.jpまで(SPAMと区別しやすいよう件名の先頭にTVJP:と付けていただくようお願いします)。 栗原潔による訳書・著書をご紹介します。 エスケープベロシティ 『キャズム』のジェフリームーア最新作。企業が過去のしがらみという重力圏を離れて新しい未来に進むための戦略を提言します。 戦略的データマネジメント データ品質が低ければ如何に高度な分析テクノロジーを駆使しても意味がある結果を得ることはできません。書は、デ

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    hiroomi 2015/01/26
  • 匿名化機能付き(Tor内蔵)ルーターの顛末について | 栗原潔のIT弁理士日記

    片山祐輔事件でも有名になったインターネット上の匿名性を実現するソフトウェアTor(トーア)ですが、そのTorの機能をルーター上で実装したanonaboxという製品がKickstarter上で出品され、60万ドル以上の出資を集めたのが、ちょっと話題になってました。 別にハードを買うまでもなく無料のソフトウェアをインストールすればTorの機能は使えるわけですが、ルーターに内蔵されていればターンキーですぐ使えるのと、パソコン以外のハードでも使える点がメリットなのでしょう。 当然ながら大人気になったわけですが「これって中国で売っているルーターと同じハードではないか」という突っ込みが入り、現在プロジェクトはサスペンド状態(実質的にはキャンセル)になっています(Kickstarterはプロジェクトのゴーサインが出るまでは実際の支払は行なわれませんので、これによって出資者が金をだまし取られることはありま

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    hiroomi 2014/10/26
  • 【小ネタ】Appleの登録商標マークがちょっと下手くそである件 | 栗原潔のIT弁理士日記

    先日の記事用にApple Inc.の日での登録商標を調べていたらちょっとおもしろいことを発見しました。 言うまでもなく、Appleは日で数多くの商標登録を行なっています(400件以上)。下のちょっと懐かしいマークも当然ながら登録されています。 このマークに相当する登録商標はいくつかありますが、その最も出願日が古いものが商標登録第1737946号です。この登録のマークの図版が手描きで微妙に下手くそなのでちょっと笑いました。出願日は1979年5月4日、当時は当然ながら出願も紙ベースですし、今のようにJPEGファイルを送ってもらうとか、カラーコピーを取ってなんてこともなかったので、製品現物(Apple IIでしょうね)を見て手描きしたのではと思います。 第1737946号 なお、商標権の効力は類似範囲にも及びますので多少再現性が薄くても問題はありません。 さらに出願日が古いApple所有の図

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    hiroomi 2014/10/08
  • iPhone用スケルトンパネルを売ると何の罪に問われるか | 栗原潔のIT弁理士日記

    iPhone5用の透明バックパネルを売っていた(正確には販売目的で所持していた)人が商標法違反容疑で逮捕されたという事件がありました(参照記事)。ニュース映像を見ると、AppleのリンゴマークとiPhoneの文字が商品にはっきりと書かれていることから、Appleの商標権を侵害するのは明らかと言えます。 では、仮に、このバックパネルにもそのパッケージにもリンゴマークやiPhoneの文字を使用しなかったらどうでしょうか?商標法的にはクリアーできるかもしれませんが、意匠権の問題が出てきます。 言うまでもなくAppleiPhone5の工業デザインの意匠権を数多く所有しています。たとえば、以下は意匠登録1493680号(部分意匠)の図のひとつです。点線部分は権利には関係なくて、実線の外周部分のデザインをAppleが独占できることを表わしています(角の丸い四角形すべてを独占できるということではありま

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    hiroomi 2014/10/03
    “リンゴマークとiPhoneの文字が商品にはっきりと書かれていることから、Appleの商標権を侵害するのは明らかと言えます。”
  • 職務発明制度改正案について:日本の技術者は搾取されているのか | 栗原潔のIT弁理士日記

    追記(14/09/04 07:35)朝日の誤報説が強まってきました。特許を受ける権利を最初から会社に帰属させる方向で改正が議論されているという点は間違いがないのですが、末尾で引用した「これまでは、十分な報償金を社員に支払うことを条件にする方向だったが、経済界の強い要望を踏まえ、こうした条件もなくす。」が「飛ばし」くさいです。詳しくはブログの新エントリーを参照ください。 朝日新聞に「特許、無条件で会社のもの 社員の発明巡り政府方針転換」なんて記事が載ってます。特許法の職務発明規定(35条)の改正に関する話です。 この件については今までも様々な報道が乱れ飛んでおり、しかも「ソースは朝日」なのではありますが、一応の信頼性があるものとして話を進めます。 まず、簡単に基のおさらいから(ちょっと前に栗原がThe Pageに寄稿した記事もご参照ください)。 日の現在の特許制度では、発明をした人に「

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    hiroomi 2014/09/03
  • 【小ネタ】iPhoneでの成田エクスプレスのチケットレス購入は便利 | 栗原潔のIT弁理士日記

    ITコンサルタント/弁理士/翻訳家/金沢工業大学客員教授の栗原潔によるブログです。知的財産権、先進IT、翻訳、企業経営に関する分析情報とちょっとした雑談を書いていく予定です。 リンク、コメント、ピングバックはご自由にどうぞ。不適切と判断されたコメント/ピングバックは予告なく削除することがあります。 お問い合わせは、コンタクトフォームまたはkurikiyo [at] techvisor.jpまで(SPAMと区別しやすいよう件名の先頭にTVJP:と付けていただくようお願いします)。 栗原潔による訳書・著書をご紹介します。 エスケープベロシティ 『キャズム』のジェフリームーア最新作。企業が過去のしがらみという重力圏を離れて新しい未来に進むための戦略を提言します。 戦略的データマネジメント データ品質が低ければ如何に高度な分析テクノロジーを駆使しても意味がある結果を得ることはできません。書は、デ

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    hiroomi 2014/06/07
  • 「データには重量がある」とNetAppのCEO | 栗原潔のIT弁理士日記

    正直、最近はエンタープライズIT系の仕事は減ってきましたがやっていないわけではありません。サンタクララのNetApp社で開催された年次アナリストイベントに行ってきました。 NetApp社は大手では唯一のストレージ専業ベンダーですが、その戦略は単なるストレージ機器だけではなく企業のクラウド戦略全般にも大いに関係するものだと思います。 NetApp社CEOのTom Georgeon氏のプレゼンで、同氏は”Data has mass. It’s hard to move.”(データには重量がある、動かすのは大変だ)と述べました。 たとえば、1Gbpsの回線を使っても1TBのデータを転送するには半日かかってしまいます。クラウドでデータを高速分析するためにネットをまたがって大量データを常時転送するような設計をしてしまうと、全体としては全然高速化できないことになります。 下のスライドにもあるようにコ

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    hiroomi 2014/06/06
  • 3Dプリンタ銃問題に対応できるかもしれない特許について | 栗原潔のIT弁理士日記

    3Dプリンタで殺傷能力のある銃を作成した人が逮捕された事件は周知だと思います。ついに来るべき日が来てしまったという感じですね。 この問題に関して、公安委員長が法規制の検討が必要との見解を示したそうですが(参照記事)3Dプリンタの販売を一律に禁止するわけにもいかないので難しいところです。 テクノロジー的解決策としては、今すぐには無理としても、将来的には特定の強度・構造を持つ部材を製造(印刷)する場合にネットワークから認証が必要とされるような仕組みが有望かもしれません。 そして、米国ではそのようなアイデアに関する特許が既に成立しています(US8286236)(Manufacturing Control System)。クレーム1は以下のようになっています。 1. A method for secure manufacturing to control object production rig

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    hiroomi 2014/05/09
  • 米国における万引き犯情報共有システムについて(+リカオン社特許について) | 栗原潔のIT弁理士日記

    「客の顔情報「万引き対策」115店が無断共有」というニュースが議論を呼んでいます。リカオンという会社が開発した、万引き犯やクレームの顔情報を店舗間で共有し、該当者が来店すると、顔認識により検知して通知するシステムの話です。(追記:リカオン社より「顔情報を共有するのは人の同意を得た場合だけである」という主旨で記事に抗議するリリースが出ています)。 Twitterで「こんなこと考えつくのは日だけ」というような趣旨のつぶやきがあったので米国の状況を調べてみました。 ”face recognition shoplifter”というキーワードで検索してみると、米国では、一昨年頃から同様のテクノロジーが採用され始めていることがわかります。 たとえば、LP Magazineというサイトの”Facial Recognition: A Game-Changing Technology for Retai

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    hiroomi 2014/04/06
  • 三井住友銀行ネットバンクの暗証が数字4桁になった件 | 栗原潔のIT弁理士日記

    高木先生案件かもしれません。 ネットバンクでは基的にトークン(ワンタイムパスワード生成機)を使うようにしています。トークンとは一定時間毎に暗号化による6桁のパスワードを表示する親指くらいの大きさのデバイスです。 ジャパンネット銀行ですと、ログイン時はパスワード(自分で決めた英数字最大8文字)でログイン可、振込みや限度額変更など重要な処理の場合にトークンが表示するワンタイムパスワードを入力という合理的な設計になっています。 一方、三井住友銀行(SMBCダイレクト)はログイン時はパスワード(自分で決めた英数字最大8文字)とトークンのワンタイムパスワードの両方が必要、そして、振込みや限度額変更など重要な処理の場合にはもうトークンは関係なくて、昔ながらの暗証カードが必要、という変てこな仕様になっていました。 これですと外出先から振込みがあったか確認したいなんて場合にトークンを持ち歩かなければなり

    三井住友銀行ネットバンクの暗証が数字4桁になった件 | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2014/03/01
  • 鉄道遅延・運休情報のオープンデータ化について | 栗原潔のIT弁理士日記

    土曜日(15日)は大雪で東京の公共共通機関はガタガタだったわけですが、よりによってその日に都心で重要な用事があったので困りました。「乗換案内」で示される最短ルートは運休によりアウト、ちゃんと動いている代替ルートを探す必要があったのですが、そのためには各鉄道会社のウェブサイトの運行情報を見なければなりません(Yahoo!などのポータルに交通情報は集約されていますが微妙にタイムラグがあるので)。 さらに、地下のみの路線は影響を受けにくいであろう、ターミナル駅経由であれば、万一急に運休したときに代替ルートに切り替えやすいであろう、などのヒューリスティクスを駆使して、乗換ルートの候補を考えて何とか無事時間までに目的地にたどり着けました。 しかし、これはよく考えてみるとずいぶん原始的なプロセスです。各路線の遅延情報という生データはあるにもかかわらず、それをまったく有機的に使えていません。 遅延・運休

    鉄道遅延・運休情報のオープンデータ化について | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2014/02/15
  • 【実務者向け】払わなくてもいい電子化手数料を払いそうになったけどやっぱり払わなくてよかった件 | 栗原潔のIT弁理士日記

    今では特許庁とのやり取りのほとんどはインターネット出願ソフト経由なわけですが、紙で手続きするとスキャンとOCRの手数料として1200円+700円×ページ数というけっこう極悪な電子化手数料を取られます(弁理士に委任せず個人で直接出願される方はご注意ください、商標登録出願でも取られます)。 もちろん委任状提出のように現物の提出が必要な場合はさすがに電子化手数料は取られません。しかし、先日ちょっとした不注意で電子化手数料を請求されてしまいました。 出願Aに国内優先権を主張して出願Bを行なう場合に、出願Aに国内優先権を主張するための特別の授権を意思表示した委任状の提出が必要なのは周知だと思います。加えて出願Bに国内優先権を主張して新たな出願を行なう可能性もないわけではなかったので、出願Aと出願Bに国内優先権主張の委任状を作成して、クライアントに捺印してもらいました。そして、2通の手続補正書と共に特

    【実務者向け】払わなくてもいい電子化手数料を払いそうになったけどやっぱり払わなくてよかった件 | 栗原潔のIT弁理士日記
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    hiroomi 2014/02/04