米インテルのCEOに就任するパット・ゲルシンガー氏/Milind Shelte/The India Today Group/Getty Images ニューヨーク(CNN Business) 米インテルは13日、ボブ・スワン最高経営責任者(CEO)が退任し、後任に仮想化ソフト大手VMウェアのCEOを務めるパット・ゲルシンガー氏が就任すると明らかにした。 インテルは声明で、約10年にわたりVMウェアのCEOを務めてきたゲルシンガー氏を「大きな尊敬を集めるCEOで、業界のベテラン」と形容した。同氏は2月15日からインテルのかじ取りを担う。 CEO交代の報道を受け、インテル株は8%近く上昇、VMウェア株は8%近く下落した。 インテルでは2018年6月、当時のブライアン・クルザニッチCEOが従業員との過去の「同意に基づく関係」を理由に辞任に追い込まれ、スワン氏が19年1月に常任CEOに起用されてい
第9世代Intel Coreプロセッサのラインナップが追加(Gen 9 CoffeeLake Update)された際、編集氏から「Intel CPUが足りないという話をいろんなメーカーから聞くのですが、Intelの14nmはどうなっているんですかね?」と聞かれた。こちらもあんまり情報はないのだが、ちょっとこの辺りを色々な情報を基に考察してみたい。 そもそもなぜ14nmプロセスが逼迫しているのか 14nmプロセス(それも最先端の14nm++)が逼迫している背景は、Intel Core i9-9900Kのレビューで書いたが、CPUコアの数の増加にともなってダイサイズも大型化した。 Photo01:上からKaby Lakeベースの4コア、Coffee Lakeベースの6コア、Coffee Lake Refreshベースの8コア Photo01は14nm+/14nm++を使う3世代のダイを比較した
インテル第10世代Core-iプロセッサーレビュー:14nmもそろそろ限界2020.06.19 21:0043,540 Joanna Nelius - Gizmodo US [原文] ( satomi ) 10nmで苦戦するIntel(インテル)。14nmで10コア/20スレッドまで行ってしまうとは…! 同じ製造プロセスで6年、同じアーキテクチャで早5年。しかしIntelは第10世代デスクトップ向けCPUでは恐るべきことに性能をまたパワーアップ。特にSTIM(はんだ)で放熱向上を図って、最上位モデル「Core i9-10900K」で最大5.3GHzを実現した点が話題です。 ただベンチマーク比較では14nmの限界を感じる面もいろいろありました。今後AMDとの争いは微細プロセス(現状では7nm?)が主戦場になりそうです。 第10世代intel Core-iシリーズプロセッサ Photo: Jo
Intel 14nm and AMD/TSMC 7nm transistors micro-compared(HEXUS) Intel 14 nm Node Compared to TSMC's 7 nm Node Using Scanning Electron Microscope(techPowerUp!) 14nm and 7nm are NOT what you think it is - Visiting Tescan Part 3/3(der8auer / YouTube) 名高いオーバークロッカーとして知られるder8auer氏がYouTubeで非常に興味深い検証を行っている。その内容はCore i9 10900KとRyzen 9 3950Xを比較するというもので、製造プロセスは前者がIntel 14nm+++、後者がTSMC 7nmとなる。そしてこれらを電子顕微鏡を用いて比
米国半導体企業のM&Aや資金調達などに助言をしているコンサルティング企業の米Semiconductor Advisorsの創業者社長であるRobert Maire氏が、2020年8月下旬にオンライン開催されたSEMI主催の半導体製造に関する国際技術会議「Advanced Semiconductor Manufacturing Conference 2020(ASMC 2020)」で基調講演に登壇し、「中国半導体産業は米国を追い抜くのだろうか? Intelのファブライト化は(米国半導体製造業の)終わりの始まりか?」という刺激的なテーマで、米国半導体産業が中国に後れを取らぬように、辛口の自論を展開した。 なお、本稿では基調講演での同氏の発言を紹介するが、同氏の今回の発言は、あくまでも米国側からの見方である点に留意する必要がある。 Robert Maire氏のASMC 2020基調講演のタイトル
(湯之上 隆:技術経営コンサルタント、微細加工研究所所長) インテルが微細化競争から脱落 世界半導体売上高1位であり、プロセッサメーカーのチャンピオンである米インテルは2016年、10nmプロセス(以下、プロセスは省略)の立ち上げに失敗した。その後、インテルは何度も「今度こそ10nmが立ち上がる」という発表を繰り返してきたが、現在に至るまで、それは実現していない。そのため、2015年以降、14nmを延命し続けている(図1)。 これに対して、半導体製造を専門とする台湾のファンドリーのTSMCは、2018年に7nmを立ち上げ、2019年には最先端露光装置EUV(Extreme Ultraviolet)を使った7nm+による量産を開始した。今年2020年には、5nmが立ち上がっており、来年2021年には3nmによる量産を始める。 また、メモリのチャンピオンである韓国のサムスン電子も、2030年ま
AMDのAthlon(K7)やZenマイクロアーキテクチャ、Apple A4やA5の開発に携わり、「天才エンジニア」と高い評価を受けているジム・ケラー氏が、2018年から務めていたIntelを退職したことを、Intelが発表しました。 Changes in Intel’s Technology, Systems Architecture and Client Group | Intel Newsroom https://newsroom.intel.com/news-releases/changes-intels-technology-systems-architecture-client-group/ Jim Keller Resigns from Intel, Effective Immediately https://www.anandtech.com/show/15846/jim-
2018年からIntelのCPU不足が続いているという。その原因は最新の10nmプロセスの立ち上げが思ったように行かないこと、といわれているが、筆者は他にも原因があるように思う。 連載目次 「2018年からずっと続いているIntelのCPU不足がなかなか解消されない」という話を聞く。この話は、執筆時点から過去を見れば当然と言えば当然にみえる。 しかし、過去から現在を見ていたら、そんな品薄な状況になるとは多分予想がつかなかったはずだ。その背景には市場(需要)の動きの速さに比べて、製造(供給)側の動きは、「1桁遅い速さでしか操作できない」という半導体業界の宿命的な構造がある。もちろん、Intel固有の事情が、それを増幅したという面も多々あるように思える。だが根本的には、Intelに限らず半導体の製造業に共通する特性が横たわっているように思える。 売上規模が大きく(Intelは世界2位の半導体会
10nmで苦戦するIntel、問題はCo配線とRuバリアメタルか:湯之上隆のナノフォーカス(9)(1/5 ページ) Intelは2016年以降、今日に至るまで、10nmプロセスを立ち上げることができていない。一方で、配線ピッチは同等であるはずの、TSMCとSamsung Electronicsの7nmプロセスは計画通りに進んでいる。ではなぜ、Intelは10nmプロセスの立ち上げに苦戦しているのだろうか。 Intelは2016年以降、今日に至るまで、10nmプロセスを立ち上げることができていない。それが原因となって、メモリ不況を引き起していると考えている(関連記事:「Intel 10nmプロセスの遅れが引き起こしたメモリ不況」(2018年12月7日))。その概略は、以下の通りである。 Intelでは最先端の微細加工プロセスでPC用プロセッサを量産し、1世代遅れたプロセスでサーバ用プロセスを
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く