トヨタ系企業の街だけじゃない、刈谷の魅力を知ってほしい――。城下町としての歴史や万燈(まんど)祭などの文化を紹介する刈谷市歴史博物館が同市逢妻町4丁目に完成し、14日、内覧会が開かれた。24日に開館する。 1階祭り展示室には、万燈祭、野田雨乞(あまごい)笠おどり、大名行列の三つの祭りで実際に使われる道具や山車などが並ぶ。張り子の人形で飾られた高さ約4・5メートル、重さ約60キロの大万燈を担ぐ体験もできる。 2階の常設展示室は①縄文時代②刈谷藩と城下町③刈谷発の近代化の3コーナーに分かれ、歴史を紹介。縄文時代から刈谷に人々が暮らしていたことを示す土器の実物や、近代に豊田佐吉が生み出した自動織機の流れをくむG3型自動織機を展示する。 見どころは刈谷城のジオラマ…