2025年最初のニュースとして、AdobeはPremiere Pro、After Effectsのβ版およびFrame.ioの新機能を発表した。以前からAdobeは、映像制作ワークローにおけるAIの活用事例をPremiere Proに集約させており、24年には今後実装予定の機能を3つ発表している。そのうち「カットの続きを作る」機能は昨年のうちに実装された。 残る「Bロールを生成する」機能は24年11月のInter BEEの際に実動デモを、「不要なオブジェクトを消す」については、「不要なオブジェクトを自動で切り出す」ところまでの実動デモを拝見した。この1月に公開された25.20β(ビルド97)に実装されたAI関連機能はそのどちらでもないが、ユーザーからリクエストが多かった機能を先に実装したようだ。 今回は実際にこのβ版に搭載された機能を試しながら、今後の映像制作への変化について考えてみたい。