僕が講談社を辞めて起業しようと思ったとき、まず驚いたのは「先輩起業家たちは“起業しようと思っている人”をめちゃくちゃ助けてくれる」ということでした。 「起業しようと思っているんです」と話すと、多くの先輩起業家たちは僕の質問に対して真摯に向き合い、アドバイスをしてくれました。中には、わざわざアドバイスをしに、あちらから来てくれる人もいました。いい経営者ほど、自分の持っている知識を「秘密」にしないようです。 同じ起業家としてリスクをとろうとする相手だからこそ、アドバイスのための時間を割いてくれているのです。僕が起業しようとしていなかったら、きっと面会すら断られていたんだろうなと思います。 このこともあり、僕はコルクのinfoメールに来る連絡の中で、起業に関する相談が寄せられていたら100%会うようにしています。そして「僕だったらこうするよ」と、アイデアまで出します。 しかし、こちらがいくらアイ