昨年後半から始まったテレビの薄型化が今,さらに加速してきました。ソニーが最薄部9.9mm(最厚部28mm)の「BRAVIA ZX1シリーズ」を発表し,2008年11月10日から販売を開始します。シャープは8月にドイツで開催された「IFA 2008」にて,最薄部23.3mmの液晶テレビを発表しました。2007年夏の段階では業界最薄品が81mmだったことを考えると,1年後には数分の1に薄くなっています。この厚さの比較は,最薄部のみを比べている,かつ最近発表された薄型品はチューナー部を外付けしているので筐体内に収める部品点数が少ないなど,新旧品の前提条件が異なるので必ずしも正確ではありません。ただ,最近発表された液晶テレビは消費者にインパクトを与えるには十分な薄さを備えているといえるでしょう。 薄さだけでなく,最近発表された超薄型の液晶テレビはこれまでの機種と大きく異なるところがあります。それは