読解力をつけるときに一番効果的なことは,当たり前ですが本をたくさん読むことです。 ただ,このときに,ただ多くの本をなぞって読んでみても,実はあまり効果はありません。 大切なのは,お気に入りの本を見つけ,それを繰り返し繰り返し読んで,自分の中に取り込むことなのです。 技術書は,情報を得るために読む本なので,1回だけ読んだり,辞書として使うなどで終わる方も多いと思います。 でも中には,繰り返して読むのに耐えるいい本もありますし,繰り返し読むことで,自分の中に基礎が形成されます。 数多くの本をただ読むだけより,1冊の本をとことんまで精読した方が,しっかりとした技術力がつくと思います。 私が一番繰り返して読み込んだ本は「マスタリングTCP/IP入門編 第2版」ですが,この本を精読したことは,その後の実務にも試験にも,すごく役立ちました。 他にも,「UNIXシステム管理」や「現実的なCプログラミング