試合前、レジェンドOBによる1打席対決が行われた。DeNAからは日米通算68勝、112セーブの山口俊氏(36)が投手、楽天からは通算403本塁打の山崎武司氏(55)が打者を務めた。 1球目は高めに大きく外れるボール球だった。現役時代は体重100キロだった山崎氏がマウンドへ詰め寄ると、98キロだった山口氏も応戦する姿勢を見せた。投本間で大きな体を合わせると、そのまま相撲を始めた。山崎氏が左上手投げで、まずは貫禄を見せた。山口氏の父は、元力士・谷嵐の久さん。山崎氏はプロ入り前、相撲部屋に誘われた経験を持つ。 その後、再び投打での対決に復帰した。最速119キロのボール球が6球続いたが、四球はなしのルール。7球目を右飛とし、今度は山口氏に軍配が上がった。 山口氏は「緊張し過ぎて、ストライクが入らず、現役の時と一緒」と振り返った。また「ユニホームを着てマウンドに上がると、どうしても抑えたいという気持