「著作権」について、みなさんはどこまでご存じだろうか。実例をもとに著作権とは何か、何が許されて、何がダメなのかなど、著作権の基礎知識を、弁護士・ニューヨーク州弁護士 日本大学藝術学部 客員教授である福井健策氏が、わかりやすく解説する。

「著作権」について、みなさんはどこまでご存じだろうか。実例をもとに著作権とは何か、何が許されて、何がダメなのかなど、著作権の基礎知識を、弁護士・ニューヨーク州弁護士 日本大学藝術学部 客員教授である福井健策氏が、わかりやすく解説する。
SmartNews(スマートニュース) SmartNewsの運営がニュースを収集し、傾向を分析し、各iOS端末にニュースをプッシュ配信している。FlipbordのようなRSSリーダーではない。プッシュ配信されたニュースはキャシュとして保存され、広告などがそぎ落とされた「Smartモード」として端末が圏外であっても読めるのが特徴。3G回線を使っている私としては便利なアプリなのだが、このキャッシュ保存が「転載ではないか」と議論を呼んでいる。 著作権上の問題があるとの指摘はあるのだけども、具体的にどの点で問題なのかがすっきりしないので自分なりにまとめてみました。 SmartNewsはどの辺が著作権的に問題なのか ニュースアプリリーダー「SmartNews」をめぐる議論 - Togetter #SmartNews が便利すぎ!ニュース記事を全文転載し圏外でも利用可能に - NAVER まとめ Sm
僕も文章をものす側としての立場で考えると、自分の書いたものが広く読まれるのは嬉しいけど、さりとてそれを利用して商売されちゃうと悲しいわけです。別に、タダの物がタダで流通してく分にはそれほど怒ることも無いですが、例えば、広告で収入を得るアプリがうちのサイトにユーザーを流してくれなくなる、ということになるとそれは機会損失なわけですね。 もともと、僕はRSSでは全文を配信しています。それほどアクセスに執着するわけではないけど、自分のあずかり知らぬところで自分のコンテンツで儲ける人がいたらそりゃあねえ。嫌儲というわけではないです。匿名といっても顕名なわけだし、それこそ実名で、ある程度商売として書いている人にとっては死活問題ともなりかねない。 まーそういう意味でははてなのモバイル変換GWとかも酷いなとは思ったけど、あれは実装が糞なので大抵のサイトはまともに見えないということで回避していますねw あと
※2012/12/31&2013/1/1 (重要な追記)本文を修正しました。 ※2013/1/5 修正に関するエントリを書きました。 ■はじめてのビデオデッキ 大学時代に「SONY MUSIC TV」という番組が始まりました。ベータ対VHSというビデオ録画方式を競っていたSONYが、βHiFiという音質重視の新しい録画方式と200分(βIIモード)という録画モードを宣伝するために提供していた、(主に洋楽の)プロモーションビデオばかりを流す番組です。アメリカでは MTV という番組がはじまって、プロモーションビデオが一世を風靡しはじめる時期でもありました。 HiFiというVHSにない特徴ができたことで「これからはβの時代だ」と確信した私は、バイト代で SL-HF66 というビデオデッキを買い、毎週録画することにしました。もっとも200分テープはかなり高かったので、普通の120分テープ(←決し
話題のニュース記事を一括チェックできる人気アプリ「SmartNews」は、新聞社などのサイトから記事データを取得(ダウンロード)して表示している。そこで、「何かこれ著作権的に危ないんじゃない?」という気がしてくる。 「SmartNews」のように、新聞社などのサイトから記事データを引っ張ってくる場合、アプリの仕様によって、合法か違法かが変わってくる。「SmartNews」は合法なのだろうか。また、同種アプリを作る場合、どうすれば合法になるのだろうか。 執筆:法務博士 河瀬 季(tokikawase.info) 18:33追記:このテーマは、少し前にネット上で話題になったことがあるものなのだが、SmartNewsは、5/30に仕様を変更している。本記事では、5/30の仕様変更までをカバーする。 仕様1:アプリが記事を直接ダウンロード
あけましておめでとうございます。 新年早々のエントリが、お詫びの内容ですみません。本来、指摘をお受けした直後に調べて、昨年中にケリをつけておくべきところだと思いますが、年をまたぐことになってしまい申し訳ありません。 前エントリでは、SmartNews が各ニュースサイトから記事をダウンロードしていると推測して「真っ白」と表現しましたが、その後に追記したとおり「推測ではなくパケットを調べるべき」「ニュースの取得日付がインストールした日付より古い」というご指摘があり、さらに「実際のパケットを見ると、サーバーでニュース記事を集約して、アプリで受け取っている」というコメントをいただきました。遅ればせながら、実際にパケットを確認したところ、ご指摘いただいたとおりの内容でした(santama さんgrammerさんのコメントにおかげで、簡単にパケットを確認できました)。 今回は Wireshark と
The Polaris Dawn crew is back on Earth after a historic mission
加入者がテレビ番組を受信して録画できるストリーミングサービスを提供するAereoは米国時間4月1日、重要な判決で勝訴した。 米第2巡回区連邦控訴裁判所はこの日、録画したテレビ番組をAereoが加入者に配信するのを阻止しようとするテレビ局側の仮差止命令請求を却下した。Aereoのサービスは違法だと訴えているテレビ局側が「本件について著作権侵害されたと説得できるだけの立証をなしていない」と裁判所は判断した。 NBC、ABC、CBS(米CNETの親会社)を含む多くの大手テレビ局が著作権侵害の疑いでAereoを提訴したものの、2012年7月に米連邦地方裁判所はAereoに有利な判決を下した。テレビ局側は、番組の電波を受信してユーザーがインターネット接続機器を通じて月額12ドルで番組の視聴や録画をできるようにするAereoのアンテナは違法だと訴えていた。Aereoは無罪を主張している。 テレビ局側は
文化庁は3月26日、都内で開いたシンポジウム「著作物の公開利用ルールの未来」で、著作物の利用許諾について意思表示するライセンスとして、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CCライセンス)を支援していくことを明らかにした。2007年~10年にかけ、独自のライセンス「CLIPシステム」の策定を検討してきたたが、普及の可能性が低いと判断。民間のライセンスとの連携を進める。 同庁は03年、著作物の公開利用ルールとして「自由利用マーク」を策定したが、あまり普及しなかった。その後、ネット時代に対応したライセンスとして「CLIPシステム」を構想。07年~10年にかけて検討し、システムの詳細を詰めていたが、その間にCCの普及が進んだ。 11年には検討委員会(主査:福井健策弁護士)を設け、有識者や事業者などへのヒアリングを行ってニーズを検討。検討委は、CCライセンスなどの民間の取り組みが進む中で、国が独自
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "EDonkey" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL (2023年5月) eDonkeyはP2Pファイル共有ソフト・プログラムである。 かつては推定で4500万人-7000万人の利用者がいたとされ、海外でもっともトラフィック量の多いファイル共有ソフトであった。 ファイル流通量は重複をのぞくと30TB-70TBあったといわれている(ファイル形式が違っても内容が同じ動画なども同じファイルとした場合)。 ファイル共有ネットワークは中央サーバ(検索サーバ)のあるハイブリッド型。 2006年9月、eDonkeyの配布元である米企業Met
By Home Cinema Pictures プロジェクターやディスプレイの接続などで用いられる「DVI」やデジタル家電の接続に使われる「HDMI」にはHDCPというコピーガード形式が用いられています。しかし、このHDCPの暗号化を行っているマスターキーは2010年9月の時点で漏洩していて、開発元であるインテルもそれがマスターキーであったことを認めています。 にも関わらずなぜか今もHDCPが使われ続けているということに対して、ロンドン在住のハッカーであり、セキュリティ関連コンサルタント会社Aperture Labsを運営しているというAdam Laurieさんがブログで疑問を呈しています。 Obviously a Major Malfunction...: HDCP is dead. Long live HDCP. A peek into the curious world of HDM
文化庁はこのほど、6月27日に公布された改正著作権法の内容を解説するページを公開した。改正著作権法では、写真やビデオ撮影の際に背景に著作物が写り込んだ場合、著作権侵害に当たらないとする規定などを盛り込んでおり、同ページでは、具体例を挙げて解説している。 著作権侵害に当たらない例として、写真撮影時、意図した被写体だけでなく、背景に小さくポスターや絵画が写り込んだ場合や、街中で流れていた音楽がたまたま録り込まれた映像を、放送やインターネット送信する場合などを挙げている。 改正著作権法では、録画機器などの技術開発の際、映画などの著作物を録画する行為や、クラウドサービスのサーバ処理速度を高めるため、データを大量複製する行為も著作権侵害に問われないと規定。例えば、OCRソフト開発時の性能検証のために小説や新聞をスキャンしたり、分散処理による情報処理の高速化のため、サーバ上で必要な複製を行う場合などは
2012/05/17 B-CASカード書き換えでBS/CS有料放送を無料で視聴可能にする裏技 2ちゃんねるのスレッドで、B-CASカードを書き換えて、有料放送を無課金で視聴できるカードにするという方法が話題になっているようです。 有料放送のWOWOWやスカパーなどが見放題になるという『BLACKCASカード』がありましたが、価格が49,800円と高額で今後も使える可能性は保証されるものではありませんでした。しかし、今回の方法は通常のB-CASカードを利用するので、ほとんどお金がかからないとのこと。 というわけで、噂が本当なのか検証してみましたので、ご紹介します。 書き換え可能なB-CASカード 全てのカードでこの裏技が使える訳ではないようで、カード裏面の右下にある英数字8桁の番号(型番)と20桁の数字(ID)、IDは最初の4桁は全て0000で始まるので、下記の数字はそれ以降の数字。
ASCII.jpの記事について各社から問い合わせがあったので、補足しておく。情報源は明かせないが、この内容は一次情報にもとづくものである。AV Watchの記事でも、「B-CAS見直しについては、法律などによる著作権保護の制度エンフォースメントについても議論されていたが、村井委員長は技術と契約によるエンフォースメントを基本としながら、見直しを図っていく方針を示した」と書かれている。「霞ヶ関文学」独特のわかりにくい表現だが、「著作権保護のエンフォースメント」とはダビング10のことだ。 B-CASは本来の限定受信システムとしてではなく、コピー制御に使われる本末転倒になっている。コピー制御のためなら視聴者の個人情報をコントロールするB-CASは必要ないが、B-CASによる暗号化をやめると、コピー制御信号が無視できるようになる。このためダビング10を法的に義務づけてほしい、というのが放送業界の要
この「著作権Q&A 著作権って何?(はじめての著作権講座)」のコーナーでは、右の項目について、それぞれまず要旨を説明し、次に「Q&A」の形で、実際の事例にそった解説をします。 著作権って何? 著作物って何? 著作者にはどんな権利がある? 著作権は永遠に保護されるの? 著作隣接権とは? 外国の著作権も保護されるの? 著作権が制限されるのはどんな場合? 著作物を正しく利用するには? 著作物を無断で使うと? 解説 人格的な権利と財産的な権利の二つ 著作者の権利は、人格的な利益を保護する著作者人格権と財産的な利益を保護する著作権(財産権)の二つに分かれ、下の表のような権利があります。 著作者人格権は、著作者だけが持つことができる権利で、譲渡したり、相続したりすることはできません(第59条)。したがって、著作者人格権は、著作者の死亡によって原則的には消滅します。 一方、財産的な利益を保護する著作権
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