中国の若者の間で、日本など海外アニメの影響が強まることに焦燥感を抱く中国当局は今後、国内のアニメ産業育成を強化し、反転攻勢に打って出る構えだ。 中国政府は2006年9月、日本など海外のアニメ番組をゴールデンタイムに放映することを禁止。当時、放映されていたアニメ番組の中で大半を占めていたとされる日本のアニメなどを事実上“追放”した。 その後、国を挙げてアニメ産業を育成した結果、中国メディアによると、10年にアニメの制作本数は世界一になったという。今月23日からは東京で「中国アニメ・フェスティバル」を開催し、中国アニメを紹介する。 また、13年までに中国アニメの歴史をまとめた「中国動漫(アニメ)博物館」を浙江省杭州市に建設する計画という。(共同)