24日午前5時頃、三重県伊勢市二見町江で、二見興玉(おきたま)神社の夫婦(めおと)岩(いわ)に掛けられた大注連縄(しめなわ)が5本とも切れているのを、同神社の当直職員が見つけた。 大注連縄は太さ10センチで長さ35メートル、1本あたりの重さは40キロ。大岩に16メートル分を巻き付けた後、9メートル離れた小岩に10メートル分が巻き付けられ、沖合720メートルの海底にある興玉神石を拝む鳥居となっている。 23日の日没前には、荒波にさらされながらも無事だったのが確認されており、その後、切れたとみられる。伊勢市内では23日未明から波浪警報が出され、市は同日午前5時から、夫婦岩のすぐ脇の市道(海岸道路)を通行止めにしていた。 大注連縄は年3回掛け替える神事が行われる。今年5月5日に掛け替えられた今回の大注連縄は7月の台風12号では切れなかった。