日本とドイツ、フランスの大学生に対する公的支援が極端に異なることが、文部科学省が公表した「『諸外国の教育統計』2015年版」でも裏付けられた。 同統計によると、日本の大学生は入学時に国立大学の場合、授業料535,800円、入学料282,000円の合わせて817,800円、公立大学は平均で、授業料537,857円、入学料397,721円の計935,578円、私立大学は平均で、授業料860,266円、入学料264,417円、施設設備費187,907円の計1,312,590円を大学に払っている(国公立大学は2014年、私立大学は13年の数字)。 これに対し、ドイツは最後まで授業料を徴収していたニーダーザクセン州が14年度冬学期(ドイツは1年2学期制)から廃止したことで、一般学生から授業料を取る大学は無くなった。入学料もない。11年度冬学期からそれまで1学期500ユーロ(11年のユーロ円換算で約6