孔子が説く「論語」が見直されている。子どもを対象にした素読会が盛況を見せ、児童向けに編んだ書籍がジャンルの中では珍しいヒット作となっている。両親が思いやりのある子どもに育てようと買い与える、という例が多いようだが、自分が読み入ってしまう人も少なくない。 講師は安岡正篤氏の孫、安岡定子さん 「論語」は、「孟子」「大学」「中庸」とあわせ、儒教の経書「四書」のひとつだ。孔子とその弟子たちの間で交わされた言葉がまとめられている。「子」が語った生き方や考え方は、「子曰く……」という形で、語り継がれている。『学びて時に之を習う』という一節を耳にした人も多いことだろう。 東京都文京区にある伝通院では2005年から、月1回、「こども論語塾」が開催されている。会を主催する「文の京こども論語塾」の担当者は、「もともとは、優しい子どもに育ってほしい。健やかに育ってほしいとの思いからはじまりました」。論語塾では、
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